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満腹刑事の食べ歩き捜査線。神石高原編 その2

手ごねで作られたジビエのハンバーグ「ティアガルテン カフェ」

Photo by ティアガルテン オフィシャル
Photo by ティアガルテン オフィシャル

マルクトプラッツ

ワタナベを発見したのは、ティアガルテンという巨大公園内にある地域のアンテナショップ「マルクトプラッツ」の前だった。結局、またもワタナベには逃げられてしまったのだが、次の行き先はもうわかっている。次は確実に王手だ。

ということで、焦る必要のない俺は追いかける前の腹ごしらえでもしよう。頃合いよく「ティアガルテン カフェ」という店があった。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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メニュー

オーダーは、メニューを一目見て決まった。またカレーだろ?などという邪推はしないでほしい。

もちろん、それも頼んではいるのだが……。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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特製手ごねハンバーグ(ジビエハンバーグ)

これしかないだろう!ジビエのハンバーグ(特製手ごねハンバーグ)だ。ジビエは地方でこそ味わうべきひと品。新鮮なジビエの芳醇な滋味を味わう楽しみは、旅をより豊かにしてくれる。

やはり、新鮮!うまいうまいうまい!

鹿・猪・豚の合挽き。鹿が多く入っているためか、脂がとてもさっぱりとしている。肉としての濃厚さがあるのに、あっさりと食べられてしまう不思議。新鮮さの勝利だろうか、ジビエ特有の臭みがまったくない。これを食べたら、通常の牛豚のハンバーグの方がよっぽど肉臭いと感じてしまうかもしれない。久々にうまいジビエハンバーグに巡り会えて大満足だ。

ティアガルテン カフェに立ち寄ることがあれば、絶対にこのハンバーグを食べてほしい。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
Photo by 逃亡料理人ワタナベ

もはや恒例のようになってきたカレーも食べる。

トマトをたっぷりと使ったチキントマトカレー。実は神石高原はトマトも特産品のひとつなのだ。うん、間違いない。ちょっと辛めのスパイスを使っており、ジャンル分けするならさらっとしたインドカレータイプ。癖になるタイプの味わい。煮込まれたチキンとトマトの相性が抜群。

また添えつけられているフレッシュトマトが想像以上にいい仕事をする。箸休めにもいいし、スプーンで砕きながらルウと混ぜて食べるとまた絶妙な味わいだった。

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
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隣の席では和牛ステーキ丼を食べていた。ガーリックが効いたソースの匂いがたまらなくおいしそうだ。どうしよう、頼んでしまおうか?

しかし俺は信条として、頼んだものは絶対に残さない。今の腹具合でも完食できるだろうか?残念ながら、ステーキ丼は諦めることにした。しかし次回こそ食してやると誓う。

神石高原町には、まだ未発見の店がいくつもある。この町のグルメを存分に巡るには、レンタカーを借りるのを推奨するぞ。

今回の捜査資料は以上だ!

Photo by 逃亡料理人ワタナベ
Photo by 逃亡料理人ワタナベ

■店名 神石高原ティアガルテン カフェ
■住所 広島県神石郡神石高原町上豊松72-8
■営業時間 11:00-16:30(フードL.O. 15:00、ドリンクL.O. 16:00)
■定休日 水曜日(7月~9月は毎日営業)

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