「子どもたちが大きくなっても、部屋に籠るのではなく、勉強などもなるべく2階でしてくれたらいいなと思っています」(幸典さん)
2階にはロフトもあり、現在は主にお嬢さん(5歳)の遊び場に。息子さん(9歳)はオモチャを広げて遊ぶことから卒業し、“パレット”をデスクにしてゲームをしていることが多いという。
家族が同じ空間で過ごしながらも、それぞれが自由に好きなことをしていられる2階の“パレットリビング”。家族のほどよい距離感が心地良い時間を運んでいる。
“空庭”と同じ高さのロフト。リビングから死角のため、オモチャを広げっぱなしでもOK。
仕事、宿題、ゲーム、お絵描きなど、ワークスペースでは各自が好きなことをしている。
1階の玄関奥は、家族の寝室とプレイルームがある。子どもの成長に合わせて部屋を分ける予定。
玄関からウォークインクローゼットあるいは書斎を通って奥の部屋へ。1階は回遊できる設計に。
コピー機等を置いた、1階の書斎。玄関から寝室への通路にもなっている。ほとんど2階で仕事をするが、家族がいる時間にスカイプでの打ち合わせが入ったときなど使用。
2階から1階の玄関ホールを見下ろす。「手で触るところは黒にしてもらった」と、アクセントカラーは黒をリクエストした奥さま。上部の黒い収納は、安全面を考えた柵との兼用。
加納邸
設計 ステューディオ2アーキテクツ
所在地 東京都世田谷区
構造 木造
規模 地上2階
延床面積 117.25㎡