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子どもが自由に走り回れる家空が見える階段室をコアにした回遊式空間で暮らす

インテリア

階段室/コアを軸にして回遊できる加藤邸の2階。仕切りを設けずひとつながりになっているため、子どもたちが自由に走り回ることのできる空間になっている。

左奥が玄関。

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バイクが玄関内部に置かれているため、家の中で手入れができまた盗難の心配もない。

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ガレージ兼用の玄関部分を道路側から見る。カーテンは手前に付ける予定だったが、「こちらにすればショールームみたいになってカッコいいのでは」との夫妻の意見から吹き抜け側に移動した。

根市さんは「生活が自由にできる家がいいのでは」との思いをもって設計に臨んだと話すが、この家を訪れる息子さんの友人も含め子どもたちは思い切り自由気ままにこの空間を享受しているようだ。奥さんは「“みんなで走ろう”って追いかけっこをして大変です」と笑いながら話す。「みんな楽しそうに走り回って汗をかくから、最後はお風呂まで入って帰っていきます」
「今年は長梅雨でしたが、これが以前だと大変だったんです、“外で遊びたい”って言って」と加藤さん。奥さんが「でもここでは家の中で走ったりできるから」と続ける。「遊びに来る子も前に住んでいたマンションの友だちだから、梅雨とかに呼ぶと喜んでくれて。暴れても大丈夫なのですごく喜ばれましたね。特に子どもたちに好評のようですが、みんなに愛される家だと思います」と加藤さん。
ライフスタイルの変化にも柔軟に応じるキャパシティをもつ加藤邸。加藤さんが最後にこう話してくれた。「住み始めてまだ8カ月ほどですが、これから子どもが大きくなって家を出てしまったときにはまた違う使い方ができる家だと思うので、その時々を楽しんでいければなと思っています」

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ダイニングでくつろぐ加藤夫妻と息子さん。2階は天井の最高高さが4.1mと高く、開放感を感じるうえでも貢献している。構造用合板を使った壁は「ラフな素材を使いながら白色塗装の拭き取り仕上げにして、ラフにもならずスタイリッシュにもなりすぎない中間を目指しました」(根市さん)。

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道路側から見た外観。1階右の壁面の開口が玄関。2階はコーナー部分が開口になっている。

加藤邸
設計 根市拓+石村大輔+橋本光秀
所在地 神奈川県横浜市
構造 木造
規模 地上2階
延床面積 114㎡

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