ステーキガストといきなりステーキ、どちらのコスパが良い?
社長直筆のお願いが店舗に貼られたことで話題になった、リーズナブルで美味しいステーキを食べられるチェーン店『いきなり!ステーキ』。
その内容には賛否両論があったが、ちょっとだけいきなりステーキを運営する会社を知っている者としては「社長らしいな…」としか言いようがないものであった。
そんないきなりステーキは安価で美味しいステーキで一躍人気店になったが、いまもっともコスパの良いステーキ店といえばやはり『ステーキガスト』だろう。
■外食業界の青魔導士
ステーキガストを運営するすかいらーくは、一部の外食業界通に「外食業界の青魔導士」と言われており、少し人気が出た業態の店を即ラーニングしてさらにコスパも味も良くしてしまうのだ。
そうすると元の店はたまったものではないのだが、客にとってはありがたい。いきなりステーキとは業態は違うものの、コスパ良くステーキを食べられるという点では共通している。
では、いきなりステーキとステーキガスト、どちらがお得にステーキを食べられるのだろうか? 今回はもっとも安価なステーキ2品を食べ、比較することにした。
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■ステーキガストのロースステーキ
ステーキガストで比較するための料理は『熟成赤身ロースステーキ』。こちらはランチバーがついて、税抜1,299円だ。
肩ロースから柔らかな芯だけを熟成させただけあり、程よい噛みごたえと肉汁からあふれ出すしっかりとした旨味は、ファミレスと思えないほどのウマさ。
それにライスやスープ、カレーが食べ放題のランチバーが付くため、お得感はハンパじゃない。ちなみに、少し肉の量を減らして150グラムにすると、税抜999円になる。
■いきなりステーキのワイルドステーキ
いきなりステーキで比較するのは、ランチタイムに提供される『ワイルドステーキ』。こちらは200グラムグラムで税抜1,130円に、ライス・スープ・サラダ480円をつけた。
ステーキガストと比べてカットしてあるぶん食べやすいのだが、厚めの鉄板に乗せ超レアで提供されるため、時間が経つとかなり加熱されてしまう。
肉に熱が入りすぎないようステーキガストは下にオニオンスライスを敷いていたが、こちらの付け合わせはコーンのためそれが難しい。
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■肉の味はステーキガストが上
気になる味だが、正直言ってスーパーで売っているステーキ肉レベルである。悪くないもののステーキガストのように強い旨味は感じず、どちらかというとあっさりしている。
ただ、付け合わせにニンニクやわさび、タバスコやマスタードを選べるのは嬉しい。しかし、ステーキガストはステーキ用のソースだけで数種類あり、いきなりステーキを圧倒しているのだが…。
また、いきなりステーキはライス大盛りは選べるもののおかわりはできないため、200グラムだとたくさん食べる人はやや物足りないかもしれない。