クリアなガラスのアクセサリーは夏のイメージが強いかもしれませんが、空気の澄んだ冬シーズンにもぴったりのアイテムです。今回ご紹介するのは、ガラスの透明感や宿す光、それによってできる影の美しさを感じられる「Glass Jewelry DayDream」のピアス。精巧な手仕事から生み出される繊細なアクセサリーです。
さまざまな技法と耐熱ガラスで生み出されるアクセサリー
ガラスとは「人間が光を巧みに使い創り出した宝石」と語る「Glass Jewelry DayDream(以下DayDream)」。吹きガラスと酸素バーナーを使うバーナーワークという技法を組み合わせ、さまざまなガラスのアクセサリーを制作しているブランドです。
DayDreamがメインの素材として使用している耐熱ガラス。吹きガラスで使用されるソーダガラスの1/3ほどの重さで驚くほど軽く、透明度が非常に高いのが特徴です。
溶かす際の作業温度は吹きガラスが1,100度なのに対し、耐熱ガラスは2,000度。高温に耐えながらの作業となります。また透明度が高い分、粗を誤魔化すことができず扱いが難しいのだそう。
それでも耐熱ガラスにこだわり、一つひとつ時間をかけて作り出されるアクセサリーは、透き通ったガラスの繊細さを改めて感じられるものばかり。光を集め、現れる影も溜め息が出るような美しさです。
ガラスのやわらかさを感じるピアス
今回はピアスをメインにご紹介します。
こちらは、ガラスの丸い粒が集められた「光の宝石」ピアス。粒は均整な丸ではなくどこかいびつな形をしていて、まるで溶かされやわらかくなったガラスの姿をそのままアクセサリーにしたかのよう。
当初は6粒が基本でしたが、異なるサイズが欲しいとの要望にこたえ、3粒の小さなものから10粒ほどの大きなものも作られるように。写真右のように淡水パールが加えられたアイテムもあり、きっとあなた好みのサイズ感やデザインが見つかるはず。
ガラスの中のらせん模様に釘付け
ガラスの中に細かならせん模様が描かれた「時」。イタリアの技法「レースケーン」を利用して作られています。
黒色や白色のガラス棒を数本並べて温め、溶けた透明なガラスで包んだものを一気にねじることでできるのだそう。磨き抜かれた手作業から生み出される繊細な模様に、思わず引き込まれてしまいます。
ガラスとチェーンが放つ上品な煌めき
続いての「織」はパイプ状のガラスをカットし、ゴールドチェーンを通したものをいくつも連ねたピアス。ガラスの切り口が肌を傷つけないよう、なめらかに整えるという細かな作業工程を経てつむぎ出されます。
透明なガラスとチェーンがゆらゆらと揺れるたびに光を集めて輝き、耳元を印象的に彩ります。
楓の実をモチーフにガラスで表現
丸みのあるフォルムがこんぺいとうのようにも見えるピアス「楓」。こちらは、とげとげとした楓の実がモチーフとなっています。ガラスからとげの部分を手作業で一本一本伸ばしてその先を溶かして丸め、身に着けやすくしたもの。
神秘的な植物の形から生まれた細かな粒が、上品な光を放ちます。
美しく繊細なガラスアクセサリーを身に着けて
一つ目にご紹介した光の宝石のピアスのみ、Creemaのサイトにて英名「bijoux clear ピアス」として販売。それ以外のピアスやブレスレット、指輪などのアクセサリーはイベント出展時に購入が可能です。
本日12月11日(水)から17日(火)まで、名古屋のタカシマヤ ゲートタワーモール6Fにオープンするポップアップストアに参加しているので、お近くの方はぜひ足を運んでみてください。
光をまとうような繊細なガラスのピアス。冬の装いに加えてみてはいかがでしょうか?
photo / Glass Jewelry DayDream
Glass Jewelry DayDream