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年末の大掃除に!汚れを根こそぎ落とす、フローリング掃除のコツ

普段の掃除だけでは落ちないフローリングの汚れ。一見きれいに見えるようでも、実は日々の生活の中で汚れが蓄積していて、簡単には落とすことができません。そんな頑固な汚れを大掃除で一掃しませんか。汚れを根こそぎ落とす、フローリング掃除のコツをご紹介します。

フローリング汚れの主な原因

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フローリング掃除といえば雑巾がけという時代は一昔前。さっと拭き掃除ができるハンディモップなど、便利な掃除グッズがある現代では、フローリング掃除は簡単と思っていませんか? でも、フローリングをよく見てみると、部分的に黒ずんでいたり、くすんでいたりします。それは全部汚れです。汚れの主な原因は以下の4つ。

・足の裏などの皮脂汚れ
・料理などで飛び散った油汚れ
・カビ
・劣化したワックスの黒ずみ

こういった汚れを落とそうと洗剤などを使って掃除をすると、フローリングを保護しているワックスが取れて、さらに汚れやキズがついて傷みやすい状態になってしまいます。そうならないためにも、普段の掃除と、ワックスがけなどのスペシャルケアが必要です。正しい掃除の方法を知って、きれいな状態を維持しましょう。

まずは普段の掃除が大事

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フローリングが汚れたら、強力な洗剤で拭き取れば簡単などと思っていませんか?強力な洗剤を使うと汚れだけでなく、ワックスまで落ちてしまう可能性があるのでおすすめできません。普段の掃除の正しい方法を2段階に分けてご紹介します。

毎日の掃除

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衣服や布団から出る綿埃や髪の毛など、毎日出る埃やゴミは次の方法で簡単にきれいにしましょう。

【用意するもの】
フロアワイパー(ドライタイプ)

【掃除方法】
ウェットタイプのフロアワイパーだと、ほこりがこびりついてしまう可能性があります。毎日の掃除なら、ドライタイプのフロアワイパーで拭き取るだけで十分。部屋の奥から木目に沿って拭いていくのがコツです。
また掃除のタイミングは朝が断然おすすめです。埃は、人が動いている間に空中に巻きあげられます。その間に掃除をしても、結局埃が落ちてきてすぐに汚れてしまいます。夜の間にフローリングに落ちてきた埃が、まだ空中に舞い上がらない朝いちばんでフロアワイパーをかけるのが効率的です。

ちょっと時間があるときに

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【用意するもの】
フロアワイパー(ドライタイプ)/掃除機/爪楊枝/濡れ雑巾/乾拭き用の布

【掃除方法】
(1)フロアワイパー+掃除機
フロアワイパーの掃除だけでは、フローリングの溝などにたまった埃は取り除くことができません。そこで週に1回程度、時間のある時にはフロアワイパーのあと、掃除機をかけて埃やゴミを吸い取りましょう。フローリングの溝に詰まったゴミは爪楊枝などを使ってかき出すときれいに取り除けます。

(2)濡れ拭き
食べこぼしや、足の裏の皮脂などは水拭きで落とします。硬く絞った濡れ雑巾でフローリングを拭いていきます。その際、以下のことに注意するとフローリングを傷めずにきれいに拭き掃除ができます。
・雑巾はしっかり絞る(シミの元になるので水滴をたらさないようにする)
・拭いたところを踏まないように部屋の奥から拭く
・溝の汚れも拭き取れるよう木目に沿って拭く
・フローリングを傷つけないように、力を入れすぎない
また、濡れ雑巾の代わりに、ウェットタイプのフローリングシートでもOKです。

(3)乾拭き
水分が残っているとフローリングが傷む原因になります。しっかりと乾拭きをしましょう。

ここぞという大掃除のときに

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年末や、来客があるときなど、気合を入れて掃除をしたいときは、洗剤を使って頑固な汚れをしっかりと落としていきましょう。

皮脂や油汚れを落とす

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足の裏の皮脂や料理で飛び散った油汚れなどは、キッチン用中性洗剤を使って落とします。

【用意するもの】
キッチン用中性洗剤/雑巾3枚/水orお湯/汚れが目立つ場合は柔らかいスポンジ

【掃除方法】
(1)洗剤液を作る
水またはお湯2リットルに対して、小さじ1~2杯程度のキッチン用中性洗剤を入れる
(2)拭き掃除
洗剤液を含ませ、かたく絞った雑巾で部屋の奥から手前に向かって拭いていく。この時も木目に沿って、力を入れすぎないように注意を。
(3)目立つ汚れを落とす
特に汚れが気になる部分は、中性洗剤を揉みこんだ柔らかいスポンジで拭き掃除します。
(4)水拭き
固く絞った濡れ雑巾で洗剤をよく拭き取ります。
(5)乾拭き
最後に乾拭きをします。

フローリングを長持ちさせるワックス

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洗剤を使って掃除をすると、フローリングを保護していたワックスが剥がれてしまいます。ワックスにはツヤを出すほかに、汚れや傷を防ぐ効果があります。洗剤を使った掃除のあとは必ずワックスがけをするようにしましょう。ただし、以下のようなフローリングはワックスはかけられません。

■無垢材のフローリング
杉やパイン材など、木の風合いを楽しむ無垢材は、丸太から切り出した自然な状態のままの木材なため、水やワックスがしみ込んでしまいます。そのためワックスがけはNGです。

■ノンワックスフローリング
UVコート加工された床材のフローリング。ワックスを塗っても密着せず、剥がれやすいため、プロでないとワックスを塗るのは困難です。ノンワックスフローリングかどうかわからない場合は、分譲の場合は施工業者に聞く、賃貸の場合はフローリングの隅にワックスを少量塗って密着テストをして確認しましょう。

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