職場にひとりはいる「気に食わない人」。一緒に働く以上は関係性を悪くしたくないですよね。今回は、職場にいる気に食わない人の心理や上手な付き合い方を、外資系OLコラムニストのぱぴこさんに教えてもらいます。
「職場に気に食わない人がいる!」とは非常に不穏です。不穏ですが、まぁあります。
周囲の人間は全員いい人! 全員大好き! な職場は平和ですが、そんな天国はそうそうありません。
天国はないのに「気に食わない奴ばかりだ」という地獄はよく発生するのはなぜでしょうか。なぜなの……。
そんな「気に食わない人」がいる場合、職場に対する殺意がうなぎのぼりになりますが、そうはいっても殺意が行動に移ると法に触れるため、大人としてうまくやっていかなくてはなりません。
気に食わないという感情の意味
「気に食わない」とは、納得していない、不満であるさまを表す言葉です。
自分の気持ちと折り合いがついていないために不服・不満がある感情なので、イライラしたり、気分がすぐれなくなったりすることを意味します。
職場で「気に食わない」と感じる本当の心理
「気に食わない」対象がいる状況は精神衛生上よろしくないですが、毎日出社する職場で「気に食わない!」という感情が多発するのはなぜでしょうか。
1.仕事ができない
シンプルによくある話筆頭が「仕事ができない」から気に食わないパターンです。
仕事ができない上司、同僚、後輩そのものにイラつく場合もありますが、多くはそれによって自分が被害を被るため「気に食わない」という感情が発生します。
2.余計なひと言が多い
「普段はいい人だけど、ちょっとひと言多い」タイプの人がいる場合も、気に食わない人がいる職場ができあがります。
最初は適当に流していても、毎度毎度「ちょっと嫌だな」という気持ちを抱くと積もり積もって「気に食わない人」ができあがります。
3.はっきりしない態度を取られる
仕事について「やるやらない」の返答が曖昧、責任の所在を明確にしない、飲み会の返事がはっきりしないなど。はっきりしない態度を取られる場合も「気に食わない」という感情が発生します。
とくに自分が依頼者側だとその感情もなおさらです。
4.何かしらで嫉妬してしまう
「自分ができない能力がある」「自分がなりたい姿を持っている」など、何かしらで相手に対して「うらやましい」と思う気持ちが変化して「気に食わない」という感情が生まれることがあります。
この場合は、対象というより自分の問題なので、何に対してそう思うのかを考えるといいでしょう。
5.特別扱いされているように感じる
4に若干近いものがありますが、「ひいきされている」「上司に気に入られている」など、特別扱いを受けているように見える人に対しても、気に食わないと感じることはよくあります。
この場合は、特別扱いをしている人/されている人双方に不満が募ります。