おつゆに入れて温かく!
おつゆに入れて食べる料理なら、サクサクに戻す必要もありませんよね!温め直すより、思い切ってアレンジしてしまうのもひとつの手。寒い時期には特におすすめです。
うどんや蕎麦に入れる
王道の天ぷらうどん、天ぷら蕎麦です。お出汁を含んだ天ぷらもおいしいですし、天ぷらの油でまろやかになったお出汁まで美味!とても計算された食べ物だと思います。エビだけでなく、お好きな天ぷらでお試しください。
天ぷら茶漬け
本来、天ぷらのお茶漬けは冷めてしまった天ぷらの利用にあるようです。今はかき揚げが残っていたらこのメニューですね!かき揚げ、白いご飯、市販のお茶漬けの素、そして熱いお湯があればすぐできます。あれば、三つ葉や白ごま、わさびなどをトッピングしていただきましょう。
サクサク長持ちさせる作り方のコツ
天ぷらのサクサク食感を長持ちさせるコツは、定番のものから意外なものまでさまざまあります。ご家庭にあるものを使ってできる技は、覚えておいて損はないですよ!
片栗粉を混ぜて衣を作る
天ぷらの粉といえば、小麦粉(薄力粉)のイメージですが、実は小麦粉に片栗粉を混ぜると時間がたってもサクサクの状態に保つことができます。
小麦粉と片栗粉の割合はお好みですが、9:1だと揚げたてでは違いがわからない程度、1:1くらいまで片栗粉の割合を増やすと揚げたての時点からカリッとした衣を感じられます。
天ぷらの衣は手早く混ぜる
「天ぷらの衣は混ぜちゃダメ」と聞いたことがある方も多いかもしれませんね。小麦粉は水分と一緒に混ぜ合わせると、「グルテン」と呼ばれる成分によって粘りが出てきます。粘りが必要なパンとは違い、天ぷらにとって粘りはぼてっとした衣の原因になってしまいます。
天ぷらの場合は、グルテンがでいるだけ生成されないよう、手早く混ぜることが大切です。
衣に使う水は炭酸水またはビール
炭酸水やビールに含まれる炭酸が油の中で加熱されると、炭酸ガスとして発泡し衣の水分も一緒に蒸発させます。水分を一気に蒸発することで、揚げて時間が経ってもサクサクを維持できるのです。
天ぷらも同じ原理で、水の代わりに炭酸水やビールを使うとサクサクが維持できるというわけなんですね。
油の温度を揚げる素材によって変える
天ぷらの揚げ油は、170~180℃の中温と言われています。その中でも、火の通りにくい食材は170℃、火の通りやすい食材は180℃と、素材によって揚げる温度を変えると長時間おいしい天ぷらになります。
火の通りにくい食材は、さつまいも・かぼちゃ・じゃがいもなど。これらは衣を油に落としたら底付近まで沈んで浮き上がるくらいの170℃で揚げましょう。火の通りやすい食材は、衣を油に落としたら中ほどまで沈んで浮き上がる180℃で揚げましょう。
一度に揚げるのは3〜4個
家庭で使う揚げ油の量では、一度に揚げられるのは3~4個が限度です。たくさん投入すると、揚げ油の温度が下がりべちゃっとした仕上がりになってしまいます。一度にたくさん揚げてたい気持ちは、おいしい天ぷらのため、ぐっとこらえましょう。
揚げたあとの油切りを十分にする
揚げ終わったら、最後のポイント「油切り」をしっかりしましょう。揚げたあとの衣には、まだ油が残っています。しっかりと油を切らずにお皿に盛りつけてしまうと、サクサクが続きません。
揚げあがった天ぷらは、天ぷらの一部を油につけたまま5秒ほど数えてから取り出します。このひと手間で余分な油が落ちてくれるんです。また、取り出した天ぷらは揚げ網やクッキングシートにのせれば、より油が切れます。