無料の会員登録をすると
お気に入りができます

子どもを怒鳴ってしまう前に実践してほしい「怒りを鎮める方法」

子どもがひとりいるだけでも大変なのに複数人いるともっと大変ですよね。予定通りに事が運ばない、いきなりグズる、ワガママを言ってくる……などが理由でついつい子どもにイライラをぶつけてしまうママもいるのではないでしょうか。あるママさんも、子どもに怒鳴り散らしてしまうことに悩んでいます。

picture

子どもがひとりいるだけでも大変なのに複数人いるともっと大変ですよね。予定通りに事が運ばない、いきなりグズる、ワガママを言ってくる……などが理由でついつい子どもにイライラをぶつけてしまうママもいるのではないでしょうか。あるママさんも、子どもに怒鳴り散らしてしまうことに悩んでいます。

『怒鳴り散らすのをやめたい。年中、年少、1歳の子がいるんだけれど、イライラして怒鳴ったり、ひどいときは手を出してしまう。
何度言ってもおもちゃを片付けないでフラフラと歩き回っていたり、年少なのに「靴下がはけない~ズボンがはけない~」ってグズったりするからイライラする。眠いって言ってはグズるし。「お菓子が食べたい、おもちゃを買って、テレビが見たい……」とだけ繰り返しているし、シャンプーがイヤってギャンギャンとわめくし、何もかもに本当にイライラしてしまう。子どもに怒鳴らないママたちってイライラしないの? どうやって自分を鎮めているの? 怒鳴ってばかりいると子どもによくないってわかってはいるので、鎮め方を教えてください』

頭ではいけないとわかっていてもイライラが止まらずつい怒鳴ってしまうママさんが頭を抱えています。いったい他のママさんたちはどのように怒りをコントロールしているのでしょうか?

怒りをコントロールできなくて悩むママは少なくない

『私も下の子が生まれて上にいる2歳の子に怒ってしまうことが多い。自分でも「そこまで言わなくてもな……」ってところまで上の子を責めてしまうことがある』
『投稿したママさんと同じで子どもに怒鳴り散らすのはよくないって思っているけれども、自分でコントロールできない』
『私も年少、1歳と2歳差で2人の子持ち。上が幼稚園に入園して少し楽になったけれど、それまでは毎日怒鳴っていた。感情的になったらダメだとわかっていてもすぐイライラして爆発、その後に後悔の繰り返し。イライラしているときとしていないときでは自分でも別人のよう』

相談してくれたママさんと同じように、子どもに怒鳴ってしまうことを止めたいと悩むママさんは多いようです。しかし止めたいとは思うものの、本当に止めるまでには努力やコツが必要ですよね。

子どもにイライラしたときに自分を抑える方法は?

他のママさんがしている「子どもにイライラしたときに自分を抑える方法」を見ていきましょう。

相手はまだ生まれてたった数年の子どもだと考える

『とにかく、イライラしたら「相手は子ども、相手は子どもと頭で考える。お互い頑張ろう!』
『よく考えて。相手は生まれて数年しか経っていない。言葉もまともに理解できないし、自分の気持ちを言葉にできないんだよ。そんな乳幼児に怒ってどうするの? イライラはママ自身の都合としか映らないよ』
『人に評価されるママになりたい? 子どもに「大好き」って言われるだけでいいんじゃない? 無理せず、ゆっくり自分や子供たちのペースに合った育児をすればいいよ』

子どもはまだこの世に生まれて数年。世の中のルールもわからなければ「なぜお片づけをしないといけないのか」「なぜこんなに面白いTVを見てはいけないのか」などがわかりません。これ以上怒鳴られたくない恐怖心でお片づけをしたり、ワガママを言わない我慢をしたりしたとしても、結局のところ「なぜ」がわからないままなら、子どものそういった行動は繰り返されるだけなのではないでしょうか。「“なぜ”今これをしないといけないのか、“なぜ”今これをしてはいけないのか」を怒鳴らず冷静に理解してもらうことのほうが重要だと考えてみるのはいかがでしょうか?

自分とは違うひとりの人間だと理解する

『怒りをぶつけるっていうのは基本的にママに自分の子どもへの甘えがあるんじゃないかな。自分の子だから怒鳴ってもいいと思ってしまっている。よほどじゃない限り、子どもから嫌われることもないという自信もあって。でも相手が子どもじゃなくて他人なら? 怒鳴らないよね』

自分の子どもだからとついつい怒鳴ってしまうかもしれませんが、もしも他人が同じことをしたら怒鳴りますか? 怒鳴ることを止めたいのなら、子どもも自分とは違うひとりの人間だとママさんが理解することも必要かもしれません。

もっと子どもの気持ちに寄り添って考える

『子どもの気持ちに共感してあげることがすごく大事。靴下も「はかせて」と言われたら、「片方はやってあげるからもう片方は自分ではいてみようね」とか。うちは私が上の子に怒りすぎた結果、その子には人の顔色を見る、自分の気持ちをなかなか言えない……ほか多々弊害が出てしまったの。だから私が変わらないと……と反省して、言動をあらためた。そうしたら少しずつだけど子どもが子どもらしさを取り戻してきた』
『年中、年少って赤ちゃんと比較すると大きく見えるけれど、まだまだ小さいよ。幼稚園では頑張ってひとりで様々なことをこなす努力をしているんだろうから、家では「順番に並んでねー」ってやってあげてほしい』
『ママさんの育児に対しての基準が厳しそう。今だけだと思って、お菓子もテレビも許してあげてもいいのに。親が感情に任せてわめくと子どもも感情むき出しになるから、負のスパイラルに陥りがちだよね』

もしかしたら子どもは自分でできることでも大好きなママにやってほしいのかもしれません。普段幼稚園などで頑張っている分、おうちでは思いっきり甘えたいのかもしれません。子どもの気持ちを考えてあげることで、もっと優しい気持ちになれるのではないでしょうか。

アンガーマネジメントを実践する

『アンガーマネジメントって調べてみて。怒りは収まるものなんだって。そもそも怒鳴ったり叩いたりしてストレスを発散しているんだよね? そんな程度で収まる怒りは突発的なものだから、カッとなってもすぐに怒鳴ったりしないでフーーッと息を吸ってゆっくり吐く! それで収まるよ』

アンガーマネジメントとは1970年代にアメリカで生まれたとされている、怒りの感情と上手に付き合うための心理教育・心理トレーニングです。子どもの気持ちを考えても自分の考えを変えても、子どもを怒鳴ることがやめられないというママは、怒りをコントロールして上手に付き合っていく方法を学ぶのもいいかもしれませんね。

参考:日本アンガーマネジメント協会「アンガーマネジメントとは?」

日本の「アンガーマネジメント」の第一人者である安藤俊介さん(一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事)が提唱するのは「6秒セラピー」。怒りの感情がピークにあるのは長くて6秒と考えられているそうです。この6秒をうまくやり過ごすことで少しだけ冷静になれるのだとか。小学生向けにアドバイスされた「6秒をやり過ごすための方法」ですが、私たちママでも今日から実践できる簡単なセラピーです。

1.【グーパー】
手を握ったり開いたりします。怒った気持ちをつぶす気持ちでグーを握り、それを解き放つようにパーのアクションをします。
2.【6秒カウント】
とにかく6秒数えるだけ。この日は全員で声を揃え、6からカウントダウンしていきました。
3.【温度計】
頭のなかに温度計をイメージ。カチンときたときに今の怒りはどれくらいの温度かを考え、数値化します。怒りを客観的につかめるようになる効果も。
オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ