「お金を貯めるために節約をしなくては」と多くの人が考えていることでしょう。しかし細かな節約はなかなか身につかないもの。お金を貯めるためには「大きな習慣」を身につけてしまえば、苦労することなく貯金が増えていきます。今回はお金を貯めるために身につけたい節約習慣をご紹介します。
お金を貯めるために取り入れたほうがいい節約習慣
生活習慣を変えればお金は貯まりやすくなる
お金を貯めなければいけないけれど、手間のかかる節約をするのはイヤだという人も多いのではないでしょうか。細かなことをいちいち気にする節約は長続きせず、反動で浪費してしまうという結果にもなりかねません。
そこで今回は、習慣化してしまえば自然とお金が貯まるようになる「節約習慣」をご紹介します。
徹底的な在庫管理をする節約習慣
「自分の家にボールペンが何本あるか把握している人はいますか?」
これは筆者が節約の講演のときに来場者に必ず聞く質問です。残念ながら「把握している」と答えた方は今まで1人もいません。
極論を言ってしまえば家の中にボールペンは1本あればいいはず。家族が同時にボールペンを使うというタイミングはそうそうないからです。実際はよく使う場所にボールペンが置いてあったほうが良いので、数カ所に置いているというのが現実的でしょう。
しかし、それ以上にボールペンがあるのが現状。何本持っているか把握していないからコンビニなどでちょっと良さそうなボールペンを見かけると買ってしまう、という無駄遣いに流れます。
持っているものの在庫を把握することで出費が一気に減る
洋服にしてもしかり。どのようなものを持っているのか、スマホアプリなどを使って把握していると、似たようなものを買うことを防げます。
大変な作業ではありますが、一度、家の中にあるものの在庫を把握し、以降は在庫管理を徹底的にすることで、新たな支出を抑えることができます。
買う前にそれがどれだけプラスになるか考える節約習慣
何かを買おうとしたとき、それを買う理由は以下のどのような種類に分けられるのかを考えてみるといいでしょう。
・今まで持っていたものが古くなったので買い替え
・今までできなかったことができるようになる
・今まで持っていたものの色違いや柄違い
欲しいものができたときにすぐに買ってしまうのではなく、このようなことを考える習慣をつけることで「意外と必要ないかも」とか「持っているもので代用できるかも」という考えに至り、支出をとどまることができるようになります。
レンタルやリースを検討する節約習慣
何かを買おうとしたとき、それがレンタルやリースすることができないか、まずは探してみるという習慣をつけるのも、節約に繋がります。今の時代、これまでは考えもつかなかったようなものまでもレンタルやリースできます。買わないでも借りることで済めば、それだけ支出を減らすことができるというわけです。
まとめると、お金を貯めるために取り入れたほうがいい節約習慣は「いかに安く買えるか」ではなく「いかに買わないで済むか」という視点が重要なのです。
至極当り前のようなことですが、この習慣さえ身につけば、細かな節約を気にすることなく、お金が貯まりやすい生活になります。
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