政府からの一斉休校の要請を受けて、大手出版社の小学館と集英社が、自社が発行している人気コミック誌の無料公開を開始
(©小学館)
2日、政府から全国の公立小中高校を臨時休校とするよう要請があったことを受けて、大手出版社の小学館と集英社が、それぞれ自社で発行している人気コミック誌などの、WEB上での無料公開を開始した。
■『コロコロ』と兄弟誌を無料公開へ
(©小学館)
小学館では、『月間コロコロコミック』を3月2日より、児童誌としては異例の「バックナンバー無料配信」を開始。この兄弟誌にあたる『月間コロコロイチバン!』も、同月9日より配信予定とのこと。
配信スケジュールとしては、まず『コロコロコミック』1月号を実質1冊丸々WEB上にて公開。「コロコロオンライン」にアクセスし、PCやスマホ、タブレット端末から閲覧することが可能だ。
詳しい配信スケジュールなども、特設ページから確認することができる。
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■『ジャンプ』期間限定で無料公開
集英社も同日から、『週刊少年ジャンプ』の2020年1号~13号のデジタル版の一挙無料公開を開始。こちらは、マンガ誌アプリ『少年ジャンプ+』と、集英社の総合電子書店『ゼブラック』上にて、無料で閲覧することができる。
期間は3月2日正午~3月31日23時59分までとなっており、同誌は幅広い年代の読者に支持されていることもあって、一時的に特設サイトにアクセスが集中。閲覧しにくい状態が続いており、公式ツイッターでは『ゼブラック』からの閲覧も呼びかけられている。
■『コロコロ』編集長がコメント
今回の対応について、小学館『月間コロコロコミック』の秋元武英編集長は、特設ページにて「コロコロコミックを読んでくれているみんな、ありがとう!」「編集部は、いつでもみんなが笑顔で毎日をすごせるように、全力でコロコロコミックを作っています」「ココロは一つ!『ガッツな笑いとド迫力!』思いっ切り楽しんでくださいね!!」とコメント。
この他にも、様々な企業や団体が様々なサービスの提供を開始しており、一斉休校に戸惑う子供たちやその親たちへの支援の輪が、少しずつ広がり始めている。
(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)