思わず撫でたくなってしまうような、ふわふわのぬいぐるみ。実は簡単に作ることができるんです。複数の毛糸を組み合わせた「ぽんぽん」からかわいらしい動物を生み出すtrikotri(とりことり)さんが、新刊でその作り方と楽しさを教えてくれています。家にいることが多い今、新しい趣味として始めるチャンスです。
毛糸を組み合わせた「ぽんぽん」で作るふわふわな動物たち
さまざまな色の毛糸で作った「ぽんぽん」から形を切り出し、羊毛フェルトの技法を組み合わせて動物の形にした作品を発表するtrikotri(とりことり)さん。これまでにその作り方を4冊の著書『動物ぽんぽん』『犬ぽんぽん』『猫ぽんぽん』『小鳥ぽんぽん』で伝えてきました。
小鳥ぽんぽん以外は顔の部分をメインとしたものでしたが、この春発売された『ぬいぐるみぽんぽん』には全身の動物たちの作り方を掲載。くまやパンダ、ナマケモノ、オランウータン、カンガルーなど、個性豊かな39もの動物をあなたの手でも作ることができます。
手に入りやすい材料と道具で簡単に作れる
そうは言っても「手芸は滅多にやらない」「不器用だしきっとできない」と感じる方もいるかもしれませんが、大丈夫。作り方は手に入りやすい材料と用具を使い、やさしい手順でできるようにと考えられています。
まずは「基本」「ミニ」「ロング」の3種類のぽんぽんの作り方をマスターしましょう。あとはそれらを組み合わせればすべての作品を作ることができます。用具に糸を巻いてベースとなるぽんぽんを作って繋げたら、動物の形にカットし、目・鼻・口などのパーツをつけて出来上がりです。
好きなポーズをとらせて楽しもう
こちらの動物たちの手あしは、テクノロート(R)というプラスチックの形状保持材料を使って作るので、曲げ伸ばしが可能となるのも大きなポイント。完成したら自由にポーズを取らせて飾ることができます。小さなお子さんが遊ぶのにもぴったりですし、大人のみなさんもそのかわいらしさにきっと癒されるはず。贈り物にするのもおすすめです。
手作りのかわいいぬいぐるみにほっこり
trikotriさんは本の中でこんなふうに語っています。
作るのを心から楽しみ、作品に愛情をもっていることがよくわかるこの言葉に、自分も作ってみたい…!という気持ちになってきませんか?
最近は外出自粛を受けて、なんだか気持ちがふさぎがちという方も少なくないですよね。そんなとき、作るのに没頭でき、完成したときにほっこりとした気分になれる「ぬいぐるみぽんぽん」は、あなたの大きな味方になってくれるはず。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?
photo / 誠文堂新光社
ぬいぐるみぽんぽん
刊行:誠文堂新光社
定価:1,400円(税別)