日本全国のおいしいお取り寄せパンの中から、いまおすすめのパンをご紹介するこの連載。第16回目は石川県金沢市にあるNOTOHIBAKARA BAKERY(ノトヒバカラベーカリー)より「黒七味と岩塩のフォカッチャ」をお取り寄せしました。
日本全国のおいしいお取り寄せパンの中から、いまおすすめのパンをご紹介するこの連載。第16回目は石川県金沢市にあるNOTOHIBAKARA BAKERY(ノトヒバカラベーカリー)より「黒七味と岩塩のフォカッチャ」をお取り寄せしました。
能登ヒバの香りに包まれる、金沢の地に根ざしたパン屋さん
「ノトヒバカラベーカリー」は、自家製酵母を使ったおいしくて体にやさしいパンを販売するパン屋さん。お店の名前は能登半島固有の木「能登ヒバ」+「から」+「ベーカリー」を組み合わせたもの。その名前の通り、店内には能登ヒバがふんだんに使われています。
ヒバの木は、その香りや抗菌作用で最近注目もされていますね。そんな豊かな自然と新鮮な食材の揃う金沢だからこそできる、安全な食材だけを使ったパンづくりをされています。
お店がある場所は子どもがたくさんいる地域だそうで、添加物を使用しないオーガニックな素材には特にこだわりを持っているそうです。
驚くほどの大きさと厚みあるフォカッチャ
商品が届いたら、どんな付け合わせと一緒に楽しもうかなどと考え、到着を待っていた「黒七味と岩塩のフォカッチャ」。箱から取り出して驚いたのは、その大きさと重量でした。
名刺サイズのショップカード6枚分はありそうです。厚みは真ん中の一番高いところで約9cmありました。店頭でカットされているものはよく見るのですが、丸々購入したことはなかったので圧巻だったのと、どう頂こうかとてもワクワクしました。
トーストは格別! そのままでも朝の主役に。
まずはそのまま頂きました。一口目で感じたのは、小麦の風味です。香りがたち、シンプルさが体にやさしく感じるその味は、とても美味しいです。最後には黒七味がピリッとくるのです。この黒七味と塩気がどんどん手を進ませます。京都祇園の老舗「原了郭」さんの黒七味とチェリーソルトだそうですが、本当に美味しいです!
また、オリーブオイルが特に底の方にたっぷりと染み込ませてあるのですが、それがさらっとしていてとても上質な感じをうけました。
次にトーストして頂きます。
これがとてもとても美味しかったです! フォカッチャというと私の中ではどちらかというと脇役というか、何かと付け合わせて食べる印象だったのですが、それが今回、覆りました。
まず温めると、オリーブオイル自体の味が引き立つようになりました。決してしつこくもなく、洗練されたものがさらさらと体に流れていくように感じました。そして小麦のサクサク食感がとてもおいしいです。噛んだ時にひろがる小麦の香りも、一層強くなりました。
黒七味や岩塩の味はトーストすると、そのまま頂くときほどははっきりとは感じられなくなった気がしました。アクセントというほど主張もせず、けれど最後になんとなく味がしまるという具合で、小さなお子様でも食べられるとてもベストな量かと思いました。
食パンにかわる朝食パンとして、このフォカッチャのトーストにこれからはまりそうです!
和風素材と合わせたり、様々なアレンジで無限に楽しめる
キーマカレ-と合わせてみましたが、もちろん相性抜群でした! フォカッチャのオリーブオイルがおいしさを引き立てます。
お店の方によると、和風の素材とも相性がいいとのことで、魚の味噌煮をサンドイッチにしてみましたがこれもとても美味しかったです。
これから気候がよくなり外でピクニックの機会も増えるかもしれませんが、このフォカッチャで作ったサンドイッチは好評間違いなしかと思いますよ!