ローソンが生んだ大ヒットスイーツ・バスチー。この度大人気のバスチーが3.4倍のサイズとなり「ビッグバスチー」として発売されました。ただ大きくなっただけと思ったら、実は大きくなるとおいしくなるワケが隠されていました。そのワケとは……。
バスチーがおっきくなっちゃった!
大型連休を目前に控えた2020年4月21日(火)、ローソンから「ビッグバスチー -バスク風チーズケーキ-」が発売されました。そうです、ローソンが誇る伝説のスイーツ・バスチーが通常のサイズより3.4倍も大きくなっちゃいました!
「ただ大きくなっただけなんじゃないの? 」という声が聞こえてきそうですが、いえいえそれだけじゃありません。元パティシエの筆者がその秘密を解明していきましょう。
これまでのバスチーをおさらい!
2019年3月に初登場したバスチーは、レアでもないベイクドでもないほどよいやわらかさがウケて大ヒット。当時すでにカフェやレストランで流行っていた、スペイン発祥のバスク風チーズケーキとは一線を画す、ローソンでしか味わえない唯一無二の “バスチー” として愛されました。
その後、ホイップクリームとキャラメルソースでバージョンアップした「プレミアムバスチー」、固めプリンをのせたハイブリットバージョンの「プリンバスチー」、さらに、ひと口サイズのアイスになった「プチアイスバスチー」など、次々と形を変えてきました。
ビッグバスチー -バスク風チーズケーキ-
「ビッグバスチー -バスク風チーズケーキ-」580円(税込)
この度発売されたビッグバスチーは、ゴールデンウィークにおうちで楽しめるように作られた特別仕様。
例年なら旅行や帰省でワクワクの連休も、今年はおうちでおこもりするのが今できる最良の過ごし方なので、せめておいしいスイーツを食べて、めいいっぱいおうち時間を楽しもうじゃありませんか♪
どのくらい大きいの?
直径は9cmほどあり、4人で食べても十分楽しめるサイズ感です。ひとつ580円とコンビニスイーツとしてはややお高めですが、小さいバスチーをいくつも買うよりもお得感はありますよね。
しかも、 “ただ大きいだけじゃない” とお伝えしましたが、そのヒミツはカットしてからのお楽しみにしましょう♪
いざ実食!通常サイズよりもなめらか…!?
さっそくカットしてみましょう。
従来のバスチーもなかのねっとりとなめらかな食感が人気でしたが、ビッグバスチーもご覧の通り。 “ベイクドでもレアでもない” と評された、絶妙な焼き加減です。これこそバスチーの醍醐味!
従来のバスチーよりもなめらかさを感じます。実は、そのなめらかさは大きさと関係しているんです。
大きいとなめらかさが増す理由
ケーキを焼く場合、小さい型と大きい型を比べると、小さい型の方が表面積が小さくなります。ケーキは外側から火が入っていくため、表面に焼き色が付き、食感はやや固めに。大きい型で焼かれるケーキのほうが中身となる部分が多いので舌触りがなめらかになる、というわけです。
とはいったものの、むずかしいことは抜きにして、大きくなってさらにおいしくなったなんて、バスチーを生み出したローソンのストイックさには目を見張るものがありますよね。
じっくりと時間をかけて焼き上げたビッグバスチーは、ふわりと漂うクリームチーズの味わいが最高!場所によってみっちりと濃厚だったり、クリームのようになめらかだったり。
かと思えばカラメルのほんのりとした甘さがあったりと、食感や舌触り、味わいが部分によって変わるのが魅力といえるのではないでしょうか。
4人でも充分満足できるサイズだとお伝えしましたが、おいしくてついついもうひと切れ食べたくなってしまうのがバスチーの罪なところ。おやつにバスチー、食後のデザートにバスチー、一日お疲れ様のご褒美にワインと合わせてバスチー。
シンプルでクセがないからこそ、どんなシーンでも楽しめますよ。家族で分け合えるサイズなので、いちごやブルーベリー、ホイップクリームをデコレーションするのも楽しそう!