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「生きづらさ」を感じるあなたを救う方法

なぜだか理由は分からないけれど「生きづらい」と感じる瞬間ってありませんか? 息が詰まってしまいますよね……。そんなあなたを救う7つの方法を、心理カウンセラーの高見綾さんに教えてもらいます。ぜひ、参考にしてみてください。

仕事やプライベートなどさまざまな場面で悩み、葛藤を抱えている人は多いでしょう。現代は物質的には豊かになったけれど、精神的に満たされているかといえば疑問が残ります。

そんな「生きづらさ」を抱えている方へ。生きづらさの原因を紐解き、少しでも楽になれるような対処法を紹介します。

「生きづらい」その原因とは?

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現代では、職場やプライベートにおいて、「理由の分からない生きづらさ」を感じている人がかなり増えているのではないでしょうか。

高度経済成長期の幸福の価値観といえば物質的な豊かさであり、一生懸命働けば収入が増えるという仕組みが機能していました。結婚して子どもを持ち、マイホームを手に入れる。男性は一家の大黒柱として稼ぎ、女性は専業主婦として家庭を守るというスタイルが一般的でした。

ところが、現代は経済が停滞し、終身雇用制度は崩壊。一昔前に普通とされていた生活を手に入れること自体が非常に難しくなっています。男性も女性も同じように働かないと生活を維持できない。しかし、頑張って働いても給料アップは望みにくい。

会社員であれば1日の大半を職場で過ごし、自由時間はほんのわずかです。やりたい仕事でなければ、自分を犠牲にしてまで「何でこんなことをしているんだろう」とむなしく感じてしまうものです。

「普通」から外れてしまうことへの罪悪感

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また、SNSの発達で、他人の生活がよく見えるようになったため、周りと自分を比べやすくなったのもあるかもしれません。普通とされる生活が手に入らないと、必要以上に自分を責めてしまう人も多いですし、仮に普通の生活が手に入ったとしても「なぜか幸せを感じない」と思っている人も多いでしょう。

価値観は多様化し、環境や状況も変化しているものの、それでも個性的な言動を嫌い、「みんな一緒」であることを求める風潮は少なからず残っています。一般的に良いとされている価値観と自分の考え方とのギャップもあるでしょう。

みんなが当たり前のように残業している中で、自分は帰りますとは言いづらいものですし、結婚に全く興味がなかったとしても、正直に言うのには勇気がいるものです。集団の中の「普通」から外れてしまうと、それだけで「自分が変なのかな」と感じ、罪悪感が湧くことも。

周りからの評価に敏感になり過ぎる

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他にも、人間関係において「人に否定されるのが怖い」「傷つきたくない」と過度に恐れていることも生きづらさの要因となります。

人自体が怖いと思っていると、自分の本音を安心して話すことができません。無理なお願いをされても断れない、困ったことがあっても自分一人で抱え込んでしまう、他人からどう思われているかが気になってしまう、人と比べて落ち込んでしまう……。

それでも何とかしようと必死になって、でもうまくいかなくて自信がなくなって……を繰り返し、心が疲れ果ててしまう人もいるでしょう。

このように、生きづらさにはさまざまな要因がありますが、総じて「本当の自分を表現できない」「自分らしく生きられない」感覚が、しんどさにつながっているのではないでしょうか。

生きづらさへの対処法

理由はさまざまですが生きづらさを感じているなら、これから紹介する7つの方法を試してみてください。生きづらさを少しでも緩和したり、解消したりすることができるでしょう。

(1)生きづらさの正体を知る

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息の詰まる感覚がした時に、なぜ自分がそう感じるのか、本当は何を恐れているのかをしっかり把握する必要があります。漠然と不安を感じているだけだと、不安は実体以上に膨らんでしまいます。

例えば、本音が言えないことで悩んでいるのであれば、本音を言ったら嫌われて独りぼっちになってしまうと思っているのかもしれません。

自分に対する良くないイメージを持っていることが原因だと分かれば、自己肯定感を上げていくなど、対策を考えることができます。

(2)自己犠牲をやめる

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相手の機嫌を損ねることを恐れて、「自分が我慢すればいいや」と考え自分を犠牲にしてしまう癖のある人は、いつか限界が来てしまいます。他人の幸せも大切ですが、自分も一緒に幸せになる必要があります。

「いいよ」といって引き受けたものの、もやもやするのであればやりすぎのサイン。あくまでも自分が気持ち良くできる範囲のことをするようにしましょう。相手の機嫌を無理して取る必要はないのです。

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