逆に、身につけるシーンは選ぶけど、ぴたっとハマって主役になってくれそうなのが、刺繍ブローチですね。さりげないゴールドも素敵。
かずえ: まさにそうですね。無地のワンピースにワンポイントとしてつけることが多いんですが、本当に華やかになって。あとは、最近だとエコバッグなんかに付けるのも気に入っています。これからの季節は、ニットやストールにも付けるのもいいかな、なんて。
小物に付けるのもいいですね。
かずえ: この作家さんは、デンマークの手工芸学校に留学されていたそうで、そこで見た風景や景色が作品に落とし込まれているそうなんです。わたしもデンマークが大好きなので、身につけるたびに想いを馳せてしまうというか。
心を旅させてくれるなんて、最高のアイテムと出会ったね。
かずえ: 本当にそう思うんですよね。
・「LYKKE」さんの「お花刺繍ブローチ」
やわらかな色味の中にも個性
変わって、今度はやさしい色味。ベビーピンクのタッセルピアスは、同じロング丈でもすこし印象が変わりそうですね。
かずえ: なんだか「しだれ桜」みたいですよね。
ああ、たしかに。そう言われると、「日本」「和」を感じてしまいます。
かずえ: さりげなく見え隠れするパールや不思議な色のビーズのパーツもすごく気に入っていて。つけ心地の軽さは、刺繍作品ならではです。
・「Riie」さんの「ピアス」
絵本から飛び出してきたみたいな猫ちゃんも素敵。
どこかの国の絵画を想う
シンプルな色味のものでも、白やブルーのピアスは、髪色との組み合わせもあって、すごく印象に残りますよね。
かずえ: そうなんですよね。左端のレトロなピアスは、ヴィンテージショップで見つけたもの。よく見ると、薄めのエメラルドグリーンが混じっていて、この夏は、シンプルなトップスやワンピースと合わせて、よく身につけていました。
フレームも、名画の額縁みたいでいいね。
かずえ: ぐっと締まって見えますよね。このねじれのあるフレームもお気に入りポイントだったりします。
このブルーのピアスは、その額に収まっていそうな「名画」という感じ。混じり合う色がすごくアート的で不思議だね。
かずえ: 小さいパーツの中に、よく見ると、本当にたくさんの色が混ざり合っていて。絶妙な風合いに、ついつい心奪われてしまいました。どれを見ても、この作家さんの作品はすごく色彩豊かで独特な世界観があるんです。美術館やアート巡りをするときなんかに身につけて行けば、どれだけ素敵だろう…と想像が膨らみますね。
・「タテヤマフユコ」さんの「ピアス(ブルー)」