りんごの産地、長野県から届く「タタンおばさんのひっくり返したアップルパイ《タルトタタン》」です。タルトタタンは、フランスで生まれたデザート。りんごにじっくりと火を入れてキャラメリゼし、ねっとりとした舌触りを楽しめるケーキです。
使われているのは、長野県産のりんごと小麦粉、砂糖、バター、卵、塩のシンプルな材料のみ。カットしたりんごをはみ出すほど鍋に入れ、カサが半分以上減った状態になるまで、じっくりと6時間かけて加熱。さらに、りんごの上に生地を重ね、オーブンで焼き上げて作られています。
鍋に接したりんごがキャラメリゼされて、表面はこんがり。凝縮されたりんごの濃厚な甘味と、表面のほどよい苦味が絶妙で、深い味わいを楽しめます。そのまま食べるだけでなく、生クリームやアイスクリームを添えて食べるのもおすすめです。
私はタルトタタンというものを、今回初めて食べました。見た目では上がかなり焦げている感じがするけれど、食べるとそんなに苦味もなく、むしろその少しの苦味がりんごの甘さをちょうど良くしてくれています。きっとこの苦味がないと、少し甘ったるく感じるかもしれません。煮詰められたりんごはねっとり。甘みの中に酸味も感じられます。(れーなさん)