好きなものを飾ることで、自分らしい空間作りに一役買っている「飾り棚」。大きなものじゃなくとも、ちょっとしたスペースを飾ることで部屋のテイストがぐっと引き立ちます。今回は、おしゃれな飾り棚をしつらえるために、押さえておきたいコツをご紹介します。部屋に収納棚しかない、おしゃれな飾り方が分からないという方必見ですよ。
おしゃれな部屋には、必ず「飾り棚」がある
好きな北欧雑貨や、アンティーク小物、ポスターやフォトカード、季節のお花…自分の好きなものをディスプレイできる「飾り棚」。部屋の印象を変え、空間にゆとりと遊び心を与えてくれるので、実はおしゃれな部屋作りには欠かせない存在なんです。
いざ、飾ってみようとすると、ごちゃごちゃとした印象になってしまう、なんだか垢ぬけない、なんてことも。そこで今回は、おしゃれに飾るための3つのコツをお教えします。
1.色味と質感を揃える
おしゃれな飾り棚をつくるには、とにかく色味と質感を揃えることが重要になります。
画像のように、色味を絞って、アイアンフレームの雑貨中心に飾ると洗練された印象に。生活感のあるものは隠して飾るのがポイントです。
よくある3段シェルフも、飾るもののテーマを統一するとこんなにおしゃれに。北欧雑貨だけを並べることで、自然と質感や色味が揃います。
白とペールトーンの雑貨を使用した飾り棚。部屋全体の淡い色味の質感に合わせて、食器やお花、本を並べています。
飾り棚が雑多な印象になるという方は、このように色味と質感を絞ってみるのがおすすめですよ。
2.高低差をだす
同じ高さのもので揃えるのではなく、高低差を意識することでメリハリが出て、格段におしゃれな空間に。背の高い花瓶や植物を上手く活用すると、簡単に高低差をつくることができます。
大振りの枝をワンポイントに使用することで、一気に統一感が生まれます。こまごまとした雑貨を中心に飾っている方は、高さのある物をひとつプラスすると、まとまり感がでるのでぜひ試してみてください。
壁に直接飾り棚を設置し、高低差を出すのもいいですね。画像では無印良品の「壁に付けられる家具」を使用し、壁一面を飾り棚にしつらえています。
3.余白を作って抜け感をだす
好きなものをたくさん飾りたくなるのをぐっと我慢して、「余白」を持たせるのが上級者の技です。画像のように、シェルフタイプは下段に本などで重みを出して、上段に抜け感をつくるようにしましょう。
ごちゃごちゃ飾りすぎず、すっきりと。余白を意識して飾れば、雑貨一つひとつの個性が強調され、アートスペースのような印象に。
上段から中段にかけてはディスプレイ、下段に色味や大きさが統一された書籍と実用性とおしゃれさを兼ね備えた飾り棚です。棚を収納としても使用したい場合は、生活感の出るものは下段に片づけるようにしましょう。
3つのコツを押さえて、お気に入りのもの飾れば、居心地の良いお部屋づくりが叶うはず。今まで持て余していた空間を有効活用して、素敵な飾り棚をつくってみませんか?
photo / goodroom
新しい部屋で、はじめよう。goodroom journal