腸に蓄積された老廃物が毒素となって不調を招く
「腸に老廃物をためないことが、健康な体をキープする秘訣です」とキミ先生。そのために心掛けたいのが、スムーズな排泄です。
「排泄が滞り、腸に老廃物が蓄積されると、アーユルヴェーダでも体に悪影響を及ぼす毒素になると考えられています。古代の経典には、ヨガの効果を引き出すために行う6つの体の浄化法が記されていて、そのなかの2つは腸に関するもの。腸をはじめ体を浄化することで全身の気が巡り、ヨガの恩恵を深いレベルで受けられると考えられています。腸の働きを高め、日々の排泄を促すにはお腹をねじり、腸を刺激するポーズが効果的。腸の働きがよくなると気持ちが前向きになり、思考もクリアになりますよ」
ねじりのポーズは、腸の回旋の方向に合わせて左から行うのがポイント。筋力や体の硬さに合わせて徐々にねじりを深めましょう。
ねじりを徐々に深めていくシークエンスで腸の働きを活性化
ヨガの経典に記されている腸の浄化法をベースとしたシークエンスで、腸を健やかな状態に整えましょう。体側を伸ばすポーズから徐々にねじりを深めることで腸がほどよく刺激されます。
ツイスト3:ハイランジで足腰を強化しながらねじる
ハイランジのツイストで腸を刺激すると同時に下半身を強化。土台が安定することでねじりが深まり、腸のデトックス効果をUP。便秘やぽっこりお腹を改善します。
四つん這いから左足を大きく前に踏み出し、左足のかかとの真上に膝を置く。
photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION) Shoko Matsuhashi
右の上腕を左膝の外に当て、胸の前で合掌。腕で膝を押しながら上半身を左にねじる。
photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION) Shoko Matsuhashi
左足裏で床を強く踏み、右膝を上げる。右腕と左膝、両手のひらを押し合いながら3呼吸キープ。 反対も。
photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION) Shoko Matsuhashi
教えてくれたのは...キミ先生
スタジオ・ヨギーエクゼクティブ・ディレクター。瞑想をライフワークにインドや日本でさまざまな流派のハタヨガ、ヨガ哲学、呼吸法、瞑想を学ぶ。
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