『InRed』で連載中の「アスリート女子に学ぶ! ヘルシーな美しさの秘密」。今回のゲストは元新体操選手の畠山愛理さんです。新体操への想いや、暮らしのなかで大切にしていることを明かしてもらいました。
『InRed』で連載中の「アスリート女子に学ぶ! ヘルシーな美しさの秘密」。今回のゲストは元新体操選手の畠山愛理さんです。新体操への想いや、暮らしのなかで大切にしていることを明かしてもらいました。
目次
表現することへのよろこびが明るい笑顔をいっそう輝かせる
美しさと健康を作るのは食事。無理はせずにバランスを重視
スポーツのリポーターの仕事に加えて、雑誌のモデルや企業のイメージキャラクターとしても活躍する元新体操選手の畠山愛理さん。体を使って表現することが大好きで、そんな今の自分を形成するのに大きく影響したのは、やはり新体操だと話します。
「曲に合わせて踊る楽しさに魅せられ、新体操を始めたのは小学1年生の時。試合では、優勝や上位を目指すより、たくさんの人に演技を見てもらうことがモチベーションでした。代々木体育館や東京体育館など大きな会場で、360度の観客に見守られて演技できることがうれしかったですね。また技が難しく、すぐにはできないからこそ、習得した時のよろこびが大きいのもこの競技の魅力。新体操を好きな気持ちが、断トツに強い子どもだったと思います」
新体操はルックスも重視される競技。体形維持にも気をつかっていたそうです。
「練習時間が一日8時間と長く、ずっと動きっぱなし。太る心配はないように思えますが、実は成長期に正しい減量をせずむやみに食事制限すると、大人になった時、少量でも体に脂肪を蓄えようとする体質になってしまうんです。食べたものが体になるので、食事はとにかくバランスを重視。我慢はしすぎず、選手時代から甘いものも適度に食べています」
今回の撮影では、マニッシュコーデに合わせた表情が新鮮だった畠山さん。
「新体操もストーリーを表現するという点では同じ。モデル撮影では、服やリップの色に合わせて、異なる女性像を表現するのが楽しいです」
普段の畠山さんは、笑顔がとても印象的。その源は家族の存在でした。
「母が本当に明るくて、悪いことが起きてもプラスに捉えるタイプ。私の憧れです。明るい表情とポジティブな気持ちは、困難を乗り越えさせてくれる強い力になると思います」
畠山愛理の「ヘルシー」を作るものたち
毎日のストレッチ
「気づけばいつでもどこでもしています(笑)。血流もよくなるし、体もスッキリするのでいい習慣。ドクターエアの機器をよく使っています」
生後8カ月の子犬
「今年3月にわが家に来た新しい家族。『散歩に行く?』と聞くと、目を輝かせるんです。朝晩で2時間は歩くので、いい運動。パワーをもらっています」
現在進化中の料理
「結婚してから始めたので、まだまだ新米。レパートリーが増えたり、おいしいと言って食べてもらえたりすると、パワーになります。お料理は楽しい!」
PROFILE/畠山愛理
(はたけやま・あいり)
1994年8月16日生まれ。元新体操選手。フェアリージャパンの一員としてロンドン、リオデジャネイロと2度のオリンピックに出場。2017年ベストドレッサー賞スポーツ部門受賞。
photograph_Chihiro Tagata
styling_Motoko Kawano
hair & make-up_Yuuki Funo
text_Yuka Nagata
(InRed 2020年12月号)
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