一気に季節が進み、冷え込みが厳しい季節になりました。そろそろ冬支度したいと思っている方も多いのではないでしょうか。今回は、お部屋のあちこちに温もりを添える、「あったかインテリア」のアイデアをご紹介します。
冬を迎える前に準備したい。「あったかインテリア」
本格的に寒くなる冬を迎える前に、お家時間を快適にする「温もり溢れるインテリア」で冬支度してみませんか。心がほっと和むような暖かなアイテムに囲まれていると、お家時間がもっと楽しく心地よくなるはずです。
あったかインテリアをつくるポイントは、色使いと素材選び。以下のようなことを意識してインテリアをつくってみてください。
・太陽や火を連想させるオレンジやイエローなどの暖色系をポイント使いする
・ファーのように毛足の長い素材やウール素材、ボアなど触ると暖かさを感じる素材を取り入れる
・冷えやすい足元を中心にあったかアイテムを取り入れる
肌触りや素材から感じる暖かさはもちろんですが、見た目からも温もりを感じられるよう寒々しくならない色使いを意識したいですね。それでは、具体的な冬インテリアのアイデアをご紹介します。
お部屋のあちこちに温もりを。冬支度のアイデア集
1:足元にはラグ・あったかルームシューズを
冬に履くルームシューズは、暖かさを重視して選びたいもの。スリッパ、バブーシュ、ブーツなどさまざまなデザインがありますが、より暖かさを感じられるのは、足首まで覆うブーツです。脱ぎ履きのしやすさを求めるなら、写真のようなスリッパが良いでしょう。裏ボアやウール素材などを選べば、より温もりを感じられます。
デスクワークの時間が長くなるなら、ラグを足元に敷くのも良いですね。ふんわりとした触感に心もほぐれそう。布張りされていないチェアなら、シートクッションやミニラグをプラスすると暖かさもアップ。
2:クッションカバーもニットなどのあったか素材に
クッションカバーなどのファブリックは、毛足の長い素材や、ニット素材など肌触りが柔らかいものを選ぶのが冬インテリアのポイント。こちらの写真のように、デザインや素材違いのクッションをいくつか集めて置くのも素敵です。
色選びにもひと工夫。寒色系を多用すると、寒々しく見えてしまうことも。冬インテリアにブルー系を選ぶなら、ポイント使いするかネイビーなど深みのある色合いを選ぶのがおすすめです。
大人っぽくセンスの良いお部屋に仕上げるなら、色合いはシックなブラウンやベージュ系、オフホワイトなどを選んでみてください。写真のように優しい雰囲気に仕上げながらも、甘くなり過ぎず洗練されたインテリアが叶います。
3:温もりを感じる暖色系の照明
インテリアを素敵に演出するエレメントが照明。冬インテリアには、温かみのある暖色系の間接照明やスタンドライトをプラスしてみましょう。白っぽい光に比べてリラックスした雰囲気を演出できるだけでなく、オレンジがかった光が暖かさも感じさせてくれます。眠る前のひと時を過ごす、空間づくりにもおすすめです。
4:クリスマスに向けてディスプレイ
季節感を楽しむなら、お部屋の一角に小さくてもクリスマスディスプレイを。定番のレッド×グリーンのクリスマスカラーもポップで楽しい雰囲気になりますが、もう少し落ち着いたインテリアがお好みなら、ホワイトベースにゴールドやシルバーなど輝きをプラスしてラグジュアリーに仕上げてみてください。
季節に合わせてインテリアを変えれば、お家がもっと快適に
好みのインテリアでまとめていても、1年を通して同じ空間にいると少し物足りなく感じてきませんか。季節に合わせてインテリアを変えると、暮らしがより豊かで快適になります。あなたもぜひ、冬のお部屋を心地よくするあったかインテリアを取り入れてみてくださいね。
<監修・記事執筆>
伊野 奈緒美
リフォームスタイリスト3級
カラーコーディネーター2級
文部科学省後援 リビングスタイリスト2級 取得