冬のマストアイテムであるユニクロの「ヒートテック」シリーズが、今季よりバージョンアップを果たした。
全国的に冬の寒さが厳しくなってきた今日この頃。ユニクロが生み出した偉大な防寒グッズ「ヒートテック」を重ね着し、寒さに立ち向かっている人も多いようだ。
そんな頼れるヒートテックが、今季より大幅なアップデートを果たしたことをご存知だろうか。
■売り場で見かけて衝撃…!
あまりファッションに興味がない人であろうと、頭のてっぺんから爪先までビシッと決めた「お洒落番長」であろうと、大多数の日本人にとって、ヒートテックは冬の標準装備。常に何枚かストックしている人もいれば、毎シーズンごとに買い換えている人もいるだろう。
記者はストック派のため、今季新たに購入する予定はなかったのだが…12月上旬にユニクロ店舗を訪れると、パッケージが大幅に変化したヒートテックを売り場にて発見。
10月上旬に店頭で見かけた際は、例年通りプラスチック製のパッケージに包まれていたのと対照的に、現行のタイプは商品が大きく露出した紙製のパッケージとなっている。
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■じつは本体も大きく進化
環境への配慮から全店舗でショッピングバッグの素材をプラスチックから紙へと移行させ、大きな話題になったユニクロだが、今シーズンからは、ヒートテックのパッケージも同様に、プラスチック製から紙製へとシフトしている。
今回はパッケージおよびヒートテックをめぐる変化について、ユニクロのPR担当に話を聞いてみた。今後も他商品のパッケージ素材が紙製に統一されていくのか…と真っ先に訊ねてみると、「現時点では予定しておりません」とのことだ。
また変化したのはパッケージだけでなく、ヒートテック本体も大幅にチューンアップ。ウィメンズではヒートテックだけでなく、「極暖」「超極暖」それぞれの商品のポリエステル糸をさらに細くすることで、柔軟性が向上したほか、編み地を調整して伸縮性もアップしている。
また、2018年より販売開始された「ヒートテックバレエネックT 」にはレースタイプが登場し、バリエーションも充実。
■店舗で混乱してしまうケースも
メンズのヒートテックも同様にポリエステル糸が細くなり、暖かさはそのままに生地を薄くすることに成功。また、「極暖」「超極暖」には新色が追加された点も嬉しい。
さらに「ヒートテックウルトラウォームクルーネックT」はユーザーからの声を受け、デザインが9分丈から長袖に変更。「インナー」としてだけでなく、1枚の「カットソー」としても着用可能なディティールへと進化している。
新たなヒートテックの真価を確かめるべく都内のユニクロ店舗を訪れたところ、一部のヒートテック関連商品はプラスチック製パッケージと紙製パッケージが混在しており、売り場も複数に分かれていることが判明。
店員に話を聞いてみると、「今後は全て紙製パッケージにシフトしていくのですが…まだプラ製パッケージのヒートテックも一部在庫があるため、同時展開しております」「原則、従来のヒートテックと同じプラ製パッケージの商品は店頭在庫のみ、となっています」とのことだ。
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