ついつい作りすぎてしまうことが多い煮物。そんなときに便利なのが冷凍保存です。今回は、煮物の種類別に適した保存法をご紹介します。冷凍保存した煮物を活用すると、毎日の食事作りもとっても楽になりますよ!ぜひお試しくださいね。
ちあき
筑前煮を冷凍する場合
▶下準備
筑前煮を冷凍するとき、こんにゃくが含まれているときは事前に取り除いておきましょう。また、たけのこを入れるときは、冷凍すると「す」が入ったようになることがあります。あらかじめ小さめにカットしておくといいですよ。
▶冷凍方法
粗熱が取れたら、煮汁と一緒にフリーザーバッグに入れます。しっかりと空気を抜いて保存しましょう。具のみを冷凍保存するときは、バランスよく具材を取り分けラップなどで一食分ずつ小分けにします。その状態でフリーザーバッグに入れて冷凍保存すると、お弁当の具材としても便利です。煮汁は別の容器に入れて冷凍保存します。
▶解凍方法
電子レンジ対応の容器やフリーザーバッグで解凍しているときは電子レンジでの解凍が可能です。筑前煮には鶏肉を使うことが多いですが、その場合は電子レンジで解凍すると固くなってしまうことがあります。具材が固くならないようにしたいのであれば、食べる前日に冷蔵庫に移しておくのがいいでしょう。食べる2~3時間前に常温で解凍することもできるので、凍ったままお弁当に入れることもできますよ。
ひじき・切り干し大根を冷凍する場合
▶下準備
大根は冷凍保存すると食感が変わることを説明しましたが、切り干し大根など乾燥したものは問題ありません。ひじきの煮物にはこんにゃくが使われることがありますが、その場合は取り除いておきましょう。人参を入れる場合は、できるだけ細かく切るのもポイントです。
▶冷凍方法
ひじきや切り干し大根の煮物を冷凍するときは、余分な水分を切っておくようにしましょう。水分が多い状態で冷凍すると、解凍後ベチャベチャになってしまうことがあります。ひじきや切り干し大根の煮物は、お弁当用のおかずとしても使い勝手がいいですよね。お弁当用に、小さなカップに取り分け、それを密閉できる容器に入れて冷凍すると使う分だけ取り出せます。
▶解凍方法
前日から冷蔵庫に移して自然解凍しましょう。カップに分けて冷凍したお弁当用は、カップごとお弁当に詰めましょう。食べるころにはちょうど解凍されていて、おいしく食べられますよ。
煮物も冷凍して便利に活用しよう!
今回は、煮物の冷凍保存方法をご紹介しました。これまで冷凍保存のイメージがなかったという方も、試してみたいと思われたのではないでしょうか。これでたくさん作りすぎてしまったときも安心ですね。
冷凍保存は長期保存が可能になり便利で酢が、保存期間内であっても少しずつ鮮度は落ちていきます。冷凍焼けして味が落ちてしまう前に食べ切るようにしましょう。解凍方法も自然解凍ができることから、お弁当の具材としても大活躍してくれそうですね。これからは煮物をおいしいまま冷凍保存して、毎日の食事作りを簡単にしましょう!