さまざまな食のプロに、お気に入りのキッチンアイテムを聞く連載企画。今回はレシピサイト「つくおき」や同名レシピ本で人気の料理研究家nozomiさんに愛用品をきいてきました。料理を選ばず食卓をおしゃれに彩る食器選びのコツって?
macaroni編集部
Today's Foodie
nozomi(森望)さん/料理研究家
森望(もりのぞみ)。神奈川にて、夫と子供と3人暮らし。社会人としてフルタイム勤務する中で、週末に1週間分のおかずをまとめて作り置きするライフスタイルを開始。そのレシピを記録したレシピサイト「つくおき」が、自身と同様の共働き家庭を中心に大きな支持を集める。現在は雑誌などにも活躍の場を広げている。2018年3月15日には新著「つくおきのじみべん(仮)」が発売予定。
笑顔が似合う食器たち
フルタイムで働きながら、作り置き中心のレシピサイト「つくおき」を運営し、同名のレシピ本「つくおき 週末まとめて作り置きレシピ」(光文社刊)で一躍人気料理研究家の仲間入りを果たしたnozomiさん。
その一方で主婦、お母さんとしての顔ももつnozomiさんの食器選びは、自分と家族の食事風景に合う、という点にこだわったものだそう。「食器を選ぶ時は、家族みんなで食事をしている光景をイメージするんです。そこに似合っていて、違和感がない。そういうものでなければ買う気にならなくて」とのこと。
今回ご紹介するのは、そんなnozomiさんが愛用している食器たち。お気に入りの理由やどんな料理をのせているかなど、愛用品の魅力を語ってもらいました。
1.【皿】ダンスク「ビストロ ディナープレート」
DANSK(ダンスク)のお皿です。比較的シンプルで清潔感のあるカラー、デザインなので、どんな料理にも合わせやすいんですよ。加えて、実用的なところもいいですね。食洗器で洗えるし、電子レンジはもちろん、オーブンでの加熱もOK。ふだんづかいという点では食卓にのる機会が一番多いお皿です。
2.【皿】東屋「印判豆皿」
小紋柄をアレンジしたという印判染付の豆皿なんですけど、ちょっとしたものをのせたいときは基本的にこれ。お漬物や煮豆のようなものを盛ることもありますし、しょう油皿として使うときもあります。小さいのに十分な存在感があって、それでいて邪魔にならない。とっても使い勝手のいいお皿ですね。
東屋「印判豆皿」
¥ 0
サイズ:ひょうたん:W90×D72×H19(mm)、木瓜(もっこう):W92×D64×H25(mm)、扇 :W102×D63×H17(mm)
3.【皿】美濃焼「ドット オーバルプレート」
最近お気に入りにしているキッチンアイテム専門のウェブショップで購入したもの。ウチにあるのは3色ですが、ほかにもカラーバリエーションがあるみたいです。
イチゴからからあげまで、なにを盛ってもちゃんと画になるお皿。私のレシピの料理写真にもちょくちょく使用しています。褪せたような色合いもお気に入り。
4.【箸置き】竹芸 有馬籠くつわ
旅行で有馬温泉に行ったとき、「有馬籠くつわ」に立ち寄って購入しました。
こちらも「東屋」の豆皿と一緒で、存在感は強いのに、不思議と邪魔にならないところが気に入っています。シンプルなスタイリングでもこれを置くだけで雰囲気が出るんですよ。花入で有名な有馬籠の商品だけに、どことなく優雅な感じがしますよね。
5.【弁当箱】ケユカ
けっこう前に購入したKEYUKA(ケユカ)のお弁当箱。私の場合、作り置きしておいたものをお弁当のおかずにして、レンジで温めてから食べることが多いんですけど、このお弁当箱は3つに分けて料理を詰められるので、加熱して食べたいものと常温で食べたいものを分けておけるのが魅力です。
密閉性も高くて、液漏れしたことは一度もないですね。色合いは……実はそんなに好きな感じではないんですけど、そういう意味で、これに関しては機能性重視で選んだものです。
6.【茶碗】コレックス
「こういう和柄ってあるようでないなぁ」と思って衝動的に買ってしまったcollex(コレックス)の茶碗です。夫とそろいにするなんてことはまったく考えず、気に入った柄のものをひとつずつ。並べてみるとけっこう絵になって、重宝しています。手にスポッとおさまるサイズと形もいいですね。
ただ、食洗器で洗えないところが玉にキズ。すごく高価なものというわけではないんですけど、ちょっと贅沢な料理をした時だけ出して使っています。