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キャッかわいーっ! 超話題 “女性のための本屋さん” に行ってきた!

いま最も旬な街、日比谷に新しくオープンした『HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE(日比谷コテージ)』の内覧会に行ってきました。こちらのコンセプトは、ずばり “女性のための本屋さん”。女子に響くポイントがたくさん散りばめられている噂のショップをリサーチしてきました!

日比谷シャンテ3階にオープン!

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『HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE』がオープンしたのは、日比谷シャンテ3階の奥。エスカレーターを上がっていくと、目の前におしゃれな店名ロゴやかわいい飾りが見えてきます。導入部分から、普通の本屋さんとは明らかに雰囲気が違いますね。なんだか気分がワクワクしてきます。

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書店の棚づくりも女性目線。雑誌コーナーには『Hanako』が積まれていますが、最新号が並んでいるだけではありません。雑誌の置き方にもこだわりを感じます。

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一般書籍の陳列方法もユニーク。私は学生時代、書店でアルバイトをしていたのですが、そのときに覚えた棚づくりとはまるで違います。棚にはできるだけたくさんの本を入れるのが一般的なので、普通の棚では背表紙しか見えません。でも、こちらの本屋さんでは表紙が見えるように並べられたり、インテリアグッズと一緒に陳列されたりと、空間が贅沢に使われています。ところどころにグリーンの観葉植物が置いてあるのもうれしいですね!

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そして極めつけは、書店の一角にある超かわいいギャラリー。人気イラストレーターの利光春華さんが手がけられました。このステキな空間については、利光さんに直接お話をうかがったので、後ほど詳しくご紹介します。

女性が主役の本屋さん

『HIBIYA COTTAGE』では、お客さんだけでなくスタッフも女性が主役。店長さんをはじめ、店内装飾やロゴのデザインを担当されたのもすべて第一線で活躍されている女性クリエイターの方々です。

内覧会の説明会では、店長の花田菜々子さんが登壇。この書店について語りました。

花田さん お店のコンセプトとして女性向けということがあるので、いろいろな女性に来ていただきたいです。マーケティングで「女性だったらこんなものが好き」と決められると嫌だなと思うこともあるので、K-POPが好きな人も社会問題が好きな人も、どんな人が来ても「オーッ」と思えるものがあって、それがさらにクロスオーバーして「仕事の本を買いに来たら好きなミュージシャンを見つけた」みたいな出会いを提供できればいいなと思っています。

また、こちらのショップでは、映画館や劇場が多い日比谷の特性を生かし、映画や舞台関連の書籍、DVD、CDも充実。女性だけでなく、男性のみなさんも楽しめるような品ぞろえになっているそうです。

人気装丁家、名久井直子さんインタビュー

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今回の内覧会では、店舗づくりに携わった女性クリエイターのお二人にお話をうかがうことができました。まずは、文芸書やコミックスなどさまざまな書籍の装丁を手がける人気ブックデザイナーの名久井直子さん。名久井さんは今回『HIBIYA COTTAGE』の顔となるロゴをはじめ、ブックカバーやトートバッグのデザインも手掛けられています。

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――ロゴがとてもかわいいですが、どんなイメージでデザインされましたか?

名久井さん このロゴは、本でできている家なのですが、本を読んでいる場所そのものが空間というか、例えば喫茶店で読んでいても自分の空間があるような、そういういろいろな意味で家の形になっています。休む場所・空間ができるようなイメージで考えました。

――ロゴデザインの場合、本の装丁を考えるときとは違うアプローチをされるのですか?

名久井さん 本の装丁をするときとは気分が全然違いました。本はひとつひとつ中身があるので、それをどう出すかという感じなんですが、ロゴはこの後いろいろな形になっていくので。エプロンにデザインされたり、ブックカバーやトートバッグになったりして形を変えていくので、そのあたりを意識しました。

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――ブックカバーのデザインもステキです。二種類もあるのですね。

名久井さん いつも私はブックカバーをつけていないんですけど……。本そのもののカバーを出しておきたいので。「みんな見て」という感じで(笑)。もちろん自分が装丁を担当した本はゲラで読んでいるので本の状態では読まないのですけど、人がデザインした本でも「私はこれを読んでいます」ってアピールしたいんです(笑)。

――植物模様のブックカバーはどんなふうに考案されたのですか?

名久井さん 実は、あれは切り絵なんですよ。小さいころから切り絵は割とできるので、切り絵したものを印刷しました。切り絵は自分にとって身近なのです。

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――オリジナルグッズのトートバッグもおしゃれです。

名久井さん サブバッグにおすすめですよ。私はメインバッグにしていますけど。マチもあるので、本がたくさん入ります。しかも800円なのでお値打ちです(笑)。

――最後に、名久井さんはこの本屋さんを訪れたらどんなふうに楽しみたいですか?

名久井さん ここは音楽と本がボーダレスに陳列されているので、例えば宝塚を見終わって本屋に立ち寄った人が社会的な本を目にしたりして「うっかりした出会い」といいますか「ひょんな出会い」をしていただける場所だと思います。普通の本屋さんと違って、背だけでなく面(表紙)が見えている本がとても多いので、ジャケ買いのように「これかわいい」という感じで普段見つけられなかった本を見つけることができるかな、という気がします。

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