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片付けヘタでも大丈夫!キレイに見える部屋づくりのポイント

あっという間に新年度。春は出会いの季節ですね。新しい友達や同僚たちと趣味の話で意気投合し、「今日の帰りに家に寄っても良い?」なんて会話があるかもしれません(新しいロマンスも?!)。そんな時「もちろん!」と答えられますか?気軽に人を誘える、片付けやすく整って見える部屋づくりのコツをご紹介します。

「使う場所は散らかる」が基本

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片付けやすさのポイントは、少ない動作で出した物を元の場所に戻せる定位置管理です。まずは部屋の中で散らかりがちな箇所を思い浮かべてください。家にいる間に過ごすテレビ前のローテーブルやソファー周りに本や雑誌、ペンやリモコンなどが無秩序に置かれてはいないでしょうか。また、特定の場所(特にソファーやイスの背もたれ、ベッド)に服が山盛り、というのもありがちですね。本来戻すべき場所が決まっているのに、面倒くさくて戻せず常に散らかっていると言うのであれば、そもそもその定位置が遠すぎて、片付けまでのアクションが多すぎるのかもしれません。

トートバッグやカゴに、とりあえず入れてしまう

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家の中で過ごすことの多いローテーブル周り。部屋の真ん中などの収納棚から離れた場所に位置することが多く、物を片づけようとしてもいちいち立ち上がって戻すのが面倒なことが多々あります。そんなときにオススメなのが大きめのトートバッグやカゴ等の取っ手のついた袋。朝、家を出る前にざっとテーブルに出ている物をその中にしまい、そこを暫定的に定位置とします。手元の物を全てその中に入れてテーブルやソファーの足元に置いておくだけなので、立ち上がる必要もなく、時間もかかりません(ただし、食べ終わったお菓子の包み紙など、明らかなゴミはゴミ箱に捨ててください)。

もし、いつもいる場所がダイニングテーブルのような高さがあるテーブルの場合は、キッチンワゴンにまとめると出し入れが楽にできます。おすすめはIKEAのRÅSKOG。ワゴンの棚一つ一つがカゴ状になっており、物を入れやすく使い勝手がいいですよ。単体で使えるためおすすめです。バッグやキッチンワゴンはそのままそこに置いておいてもよいのですが、それらを収める場所も用意しておくと、急な来客時にもお部屋をすっきりさせることができます。バッグの場合は収納棚にスペースを用意したり、ワゴンの場合は壁際などに納まりのいい場所があると良いですね。

洋服類も基本は同じ

部屋に片付けていない洋服が出しっぱなしになっている方は、大きめのカゴを用意しましょう。ソファーの横やベッドの足元にカゴを設置し、そのカゴにぽいぽいっと入れてしまいましょう。皺になりますが、出しっぱなしでもどちらにしろ皺になるので、せめて一つのところにまとめておくようにします。もちろん軽く畳んで入れられればベストですが、とにかくそこにさえ入れればOKとし、ハードルを低くしておきましょう。部屋着も出しっぱなしにせずそこに入れておけば、帰ってその場で着替えが完了します。

また、毎日のように使うコートやバッグは部屋の入口にそれ専用のフックやイスを用意するなどして、ソファーに辿り着く前にかけてしまいましょう。もし余裕があれば、急な来客時にソファーやベッドの足元にある洋服用のカゴをさっとコート&バッグスペースの足元に移動しましょう。そこが洋服の定位置に見えて整った印象になります。

週末に中身をチェックして、そのままにはしない

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ここまで、ごちゃごちゃを一つにまとめる収納方法をお伝えしましたが、特にテーブル周りのトートバッグは、そのままにしてしまうと下に何が入っているかわからなくなってしまいます。そのため、週末等時間のある日に中身を出して、本当にそのテーブルで頻繁に使うレギュラー陣(テレビのリモコンや、人によっては筆記用具など)のみにし、ゲストさんにはあるべき場所に帰ってもらいましょう。定位置が決まっていない場合はその時に考えて、場所を決めてください。別の場所に定位置が決まっているのに毎週バッグに入っているものは、レギュラー入りさせましょう。洋服も週に一度は必ず中身を確認し、洗濯が必要なものは洗濯機へ、すぐには洗わないものはクローゼットなど、本来あるべき場所へ片付けましょう。

「片付いて見える」の基本は、ごちゃごちゃが目に入らないこと

物があちらこちらにある、と言う視覚からの情報は、知らず知らずうるさい印象を残します。それがインテリアとしてまとまっていればよいのですが、使いっぱなし、出しっぱなしの物が多い部屋は、やはり単なる散らかった部屋です。もちろん全ての物に定位置があり毎回そこに戻せれば良いのですが、ついついテーブルに出しっぱなしにしてしまうこともあるでしょう。また、日々家には新しい物が入って来ます。定位置管理に慣れてくると、新しい物を手にしたときにどこに収まるかの勘が働くようになりますが、片付けベタさんの最初の一歩は時間がかかるのが普通です。

ポストに届いた手紙や書類、ちょっとしたプレゼント、雑誌のおまけなど、家に帰ってテーブルで開けて、さあ、どこに置くか?そのままテーブルに置きっぱなしでは散らかる一方ですが、ひとまず暫定的に「ここ!」という場所が決まっていると、とても気分が楽になります。加えて、一つの場所に物がまとまって床の見える面積が増えるだけで、同じ物の量でもぐっと片付いて見えるのです。これはテーブル周り、ソファー周りに限らずどのエリアにも応用が効くので、ぜひ散らかりがちなポイントにトートバッグやカゴを一つ置いてみてください(とはいえ週末の中身チェックはお忘れなく!)。

photo / Shutterstock

パリで整理収納レッスン「Atelier YOROZU」
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