「器」づかいが素敵なインスタグラマー100人でつなぐリレー連載。お気に入りの器を選ぶ目、器とお料理を組み合わせるコーディネートが卓越している「料理上手」さんたち。今回は作家ものの器に詳しい、のんさんが登場します。
macaroni編集部
心和庵×丸山敬太コラボ │ 桜パスタ皿
満開の桜が散る間際の、美しくもはかなげな様子が余白に表れているようです。お料理を盛り付ける時も、食器棚にあるときも、その姿を楽しませてくれる器。
作家さんの手から今生まれたばかり。そんな事を感じさせるような器の柔らかなたわみは、クールな染付の世界をとても優しい印象にしていて、胸をキュンとさせます。
大きさは七寸ほど。浅すぎず深すぎない程よさが使いやすく アイデア次第で用途も広がります。パスタや麺類はもちろん、和ンプレート(※)やフレンチトーストなど 盛り付けが楽しくなる器です。
※和ンプレート…和風のワンプレート
岡晋吾
岡さんの器は独特な世界観を持っていて、一枚あるだけでもテーブルが華やぎます。古い時代のものを意識して作陶してらっしゃるので、味わいやぬくもりが感じられます。八寸ほどあるので、ワンプレートご飯を盛り付けてもバランスが良く綺麗です。
また大勢で食卓を囲むときには、一品をどんと盛り付けてテーブルの中央へ置くと、全体を引き締めるような効果があるように思います。岡さんの器は、上品さと使いやすさが魅力の盛り映えする器です。
運命の器と出逢う場所
いつも器を購入するお店を教えてください。
芦屋 貴兆陶家(兵庫)
中里月度務│唐草プレート
有田や唐津、三川内など九州の器を多く扱うお店です。貴兆陶家さんの器のラインナップは、とても豊富で見応えがあります。時々セミナーやワークショップなども開催されています。
Second Spice (京都)
谷村崇|菊鉢
京料理をふとイメージするような、上品な器をセレクトしているお店です。主に料理店の器を手掛けておられる、谷村崇さんや岡晋吾さんの器との出会いはこちらのセカンドスパイスさんでした。ご主人がとても親切な方で、器や作家さんの事、また京都のおすすめのお店なども気さくに教えてくださいます。