台湾料理の「鹹豆漿(シェントゥジャン)」をご存知ですか?台湾で古くから親しまれている、定番の朝ごはんです。お腹に優しいほんのり温かい豆乳を使った、朝からほっとする味わい。忙しい朝にもサッと作れる鹹豆漿の作り方をご紹介します!
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台湾で定番の朝ごはん「鹹豆漿」
「鹹豆漿(シェントゥジャン)」は台湾の定番朝ごはん。台湾の言葉で「豆漿」は豆乳のことで、甘い豆乳は「甜豆漿(ティエントゥジャン)」、塩気のあるものは「鹹豆漿」と呼ばれています。
台湾の人々は、朝をしっかり食べる文化があります。この「鹹豆漿」に揚げパンを浸して食べるのが定番です。お腹にやさしく栄養たっぷりの豆乳を、"ある方法"でさっぱりと仕上げます。今回は、簡単でちょっぴり変わった作り方をご紹介しますね。
「鹹豆漿」の作り方
材料が揃えば、あとは簡単!さっそく作っていきましょう♪
材料
・豆乳(成分無調整)……200cc
・しょうゆ……大さじ1杯
・黒酢(なければお酢)……小さじ2
・長ねぎ……10cm
・ザーサイ……大さじ1杯
・干しエビ……大さじ1杯
・万能ねぎ……小さじ1杯
・パクチー…お好みの量
・ラー油……お好みの量
作り方
ザーサイ、長ネギは粗めのみじん切りにします。万能ねぎは小口切り、パクチーは1cmほどの長さに切っておきます。
しょうゆ、黒酢、刻んだ搾菜と長ネギを器に入れます。
鍋で豆乳を沸騰直前まで温めます。鍋のフチに細かい泡が出たら火からおろします。
調味料と具材が入った器に、温めた豆乳を静かに注ぎ入れます。
豆乳を注いだ直後は、まだ変化はありません……。これがどのように変化していくのでしょうか!
干しエビ、万能ねぎ、パクチーをのせ、お好みでラー油をかけてできあがりです!
温かいうちに召し上がれ♪
さっそく温かいうちに召し上がれ♪ レンゲですくってみると……あら不思議!さっきまでサラサラだった豆乳が、おぼろ豆腐のように固まっています。
これは豆乳のタンパク質が黒酢の酸に反応してできるもので、調整豆乳ではうまく固まりません。必ず"無調整豆乳"を使うようにしてくださいね。
また、豆乳を沸騰させてしまってもうまく固まりません。沸騰直前で火からおろしましょう。
豆乳のやさしい甘さのあとに、黒酢のさっぱりとした酸味……。空腹の朝にほっとする味です。ラー油の量を調整したり、こしょうを振って好みの味に仕上げてくださいね。今回は自家製の具だくさんなラー油を使いました。
鹹豆漿に欠かせないのが「油条(ヨウティヤオ)」と呼ばれる細長い揚げパン。ちぎって浸して食べれば、芳ばしくてまた違った味わいです!業務スーパーで手に入ります。
朝から手軽に台湾ごはん♪
いかがでしたか?日本でも身近な豆乳を使って、とても簡単にできる「鹹豆漿」。ほろほろのおぼろ豆腐をスープのように楽しめば、お腹がぽかぽかして身体が温まります♪
ラー油やこしょうで味の変化を楽しんだり、揚げパンを浸すのも新鮮です。
ぜひ、台湾グルメを楽しんでみてくださいね。