映画の世界に入り込む。えん93さん作「ジブリ飯」にファンも感涙！

ジブリ映画に登場するおいしそうなごはん・通称「ジブリ飯」。インスタグラマーのえん93さんは、そんな「ジブリ飯」を再現する達人なんです♪

料理の完成度だけでなく、忠実に再現されている"ジブリ映画独特の世界観"も注目どころ。ぜひ、各作品のストーリーを振り返りながらジブリワールドに浸ってみてくださいね。

映画『ハウルの動く城』で朝食として登場した「厚切りベーコンエッグ」。画面の端っこにチラッと映っていた穴あきチーズ、ハウルがカットしてくれた丸いパン、カップの柄まで見事に再現されていて、えん93さんの並々ならぬ"ジブリ愛"が伝わってきます。

「いただきます」の代わりに「諸君、いただこう。美味し糧を」「うましかてを！」と感謝を述べてからいただきたくなりますね♪

こちらは『となりのトトロ』に登場したジブリ飯。入院している母の代わりに、姉のさつきちゃんがメイちゃんに作ってあげたお弁当です。昭和時代ならではの質素なお弁当ですが、受け取ったメイちゃんは「わぁ……！」と顔を輝かせていました。

えん93さんが再現されたお弁当を見てみると、彩りもしっかり考えられていたことに気が付きます。お弁当を通して、さつきちゃんの想いが伝わってきますね。

えん93さんのお子さまは『天空の城ラピュタ』の大ファン！こちらの「ラピュタパン」は、実際にパズーとシータが食べるシーンを再現しながら味わったのだそうですよ♪

注目すべきは、ラピュタパンのまわりに並べられている小物たち。青リンゴは"紙粘土"で、飛行石は"おゆまる"で手作りされたのだそう……！本当に「バルス」が使えてしまいそうな再現度に、お子さまも大喜びしてくれたのでしょうね♪

映画『風立ちぬ』に出てきたジブリ飯といえば「鯖の味噌煮」。航空学を学ぶ主人公の二郎は、鯖の骨を見つけるたび曲線美にうっとり……。劇中で何度も鯖の味噌煮が登場したので、観賞中にお腹がすいた方も多いのではないでしょうか？

ジブリ飯の再現について「ジブリ飯はとてもおいしそうに表現されています。なので、負けないくらいおいしそうに作ることも気をつけています」と語るえん93さん。こちらのジブリ飯も、絵に負けないくらいおいしそうです♪

『風立ちぬ』といえば「シベリア」を思い浮かべる方もいるかもしれませんね。冷蔵庫が普及していない昭和初期に人気だった菓子ですが、現在も老舗のベーカリーショップなど一部の店舗で販売されているようです。

えん93さんはたまたまスーパーで「シベリア」を発見し「風立ちぬごっこができる！」と即購入されたのだとか♪ 背景や小物を揃えて、映画の世界を忠実に再現されています。

映画『崖の上のポニョ』で、宗助のお母さん・リサが作ってくれた「ハム入りラーメン」。停電の夜に即席麺で作ったものでしたが、丼ぶりの蓋を開けた瞬間に勢いよく立ち上がる湯気の演出がとてつもなくおいしそうでしたね。

このラーメンに欠かせないのは、ポニョをトリコにした大きなハム。えん93さんは、スーパーの売り場で10分もハム選びに悩まれたのだそうです。アニメ絵と見比べてみると、形までそっくりなんですよ♪

映画『千と千尋の神隠し』で印象的だったジブリ飯といえば、ハクが握ってくれた「おにぎり」。不安でいっぱいの千尋が、おにぎりを食べて涙するこのシーン……思わずもらい泣きしてしまった方も多いのではないでしょうか？

おにぎりだけでは"ジブリ飯らしさ"を出すのがむずかしそうですが、包み紙や撮影場所を選んでしっかりと『千と千尋の神隠し』の世界観を演出されていますね。

パッと見ただけで作品名がわかった方は、ジブリファン上級者かもしれませんね。こちらのジブリ飯は、主人公・アレンのために、テルーの育ての親・テナーさんが持ってきてくれた昼食です。

バスケットに入れた食材をその場でスライスしてパンにのせるというシーンも、同じように再現されているえん93さん。「水にさらしていない玉葱は辛そうと思ったけど、意外とおいしかった！」とのことですよ。見た目もおいしそうなので、マネしてみたくなりますね♪

ジブリ飯作りを始めた理由について「子どもの頃からジブリ作品が大好きで、いつか食べてみたいと思っていた。大人になって、同じようにジブリ作品が大好きな子どもたちと一緒にジブリ飯を楽しみたいと思い作ったのがきっかけです」と語ってくださったえん93さん。

お子さまが一緒に楽しんでくれるからこそ、世界観にこだわり抜いた「ジブリ飯」が完成するのですね。みなさまもぜひえん93さんの「ジブリ飯」を参考に、ジブリ映画のおいしい世界を楽しんでみてはいかが？