多くの人を悩ませる「お腹まわりのライン」。お腹痩せには、トレーニングと合わせて食事にも配慮する必要があります。
それではお腹痩せするにはどんな食品を摂ればよいのか、詳しくお伝えしたいと思います。
なぜ「お腹痩せにはトレーニングだけでは不十分」と言えるのか?
お腹痩せにはトレーニングだけでは不十分と言えます!なぜならカラダを作っているのは、トレーニングと食事だからです。
このうちの1つでも欠けていたら、ボディメイクはうまくいきません!仮にいくら効果的なお腹痩せエクササイズを行っていたとしても、食事の摂り方がいい加減なものだとお腹痩せできません!ブレーキを踏んだままアクセルを踏むようなものです。
エクササイズ効果を後押しする意味でも、食事にも配慮する必要があると言えるのです。
お腹痩せするために摂るべき2つの食品
それではお腹痩せするためには、どのような食品を摂るべきでしょうか。
お腹痩せするために積極的に摂るべき食品として、食物繊維と発酵食品が挙げられます。
なぜ食物繊維と発酵食品なのか?これらを摂ることで、腸内環境を整えることができるからです。
それでは食物繊維と発酵食品について、詳しくお伝えしていきましょう。
1. 食物繊維
食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなります。食物繊維は水に溶けない「不溶性食物繊維」と、水に溶ける「水溶性食物繊維」に大別されます。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維には主に「セルロース」「ヘミセルロース」「リグニン」「キチン」などの種類があります。
それぞれの種類に含まれる食品として、以下のものが挙げられます。
・セルロース:野菜類
・ヘミセルロース:ライ麦粉やオートミールなどといった穀類や大豆類
・リグニン:ココアや大豆類
・キチン:甲殻類の殻やキノコ類
不溶性食物繊維は、水分を吸収して大きく膨らみ、腸の蠕動運動を活発にすることで便通を促す効果があります。
水溶性食物繊維
一方、水溶性食物繊維には、「ペクチン」「アルギン酸」「グルコマンナン」などといった種類があり、それぞれに含まれる食品として以下のものが挙げられます。
・ペクチン:バナナなどの熟した果物や野菜類
・アルギン酸:ワカメやコンブなどといった海藻類
・グルコマンナン:コンニャク類
水溶性食物繊維は、小腸での吸収速度が緩やかなので、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
そのため血糖下降ホルモンで脂肪合成促進作用もある「インスリン」の分泌を抑制させることができ、「太りにくいカラダ」にすることができると言えます。
食物繊維の一日の目標摂取量
それではこういった食物繊維を一日にどれだけ摂ればよいのでしょうか。
食物繊維の一日の目標摂取量は、成人男性で20g以上、成人女性で18g以上と言われています。ちなみに、キャベツひと玉(約1000g)に含まれる食物繊維は、約20gと言われています。
いかがでしょうか。案外摂れていない方が多いのでは?
2. 発酵食品
「発酵食品」とは、微生物の働きでできた食品のことで、ヨーグルトや納豆、キムチ、味噌、ぬか漬けなどが挙げられます。
発酵食品は腸内で善玉菌そのものとなりますので、腸内環境を整える上で不可欠です!但し、発酵食品の中には塩分を多く含む食品が多いので、毎日の生活の中で少しずつ摂るのが望ましいと言えます。