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「お風呂の水を洗濯に使う」面倒な節約はNG!40代共働き夫婦がやるべきお金がたまる「手間なし節約術」

節約・マネー

「お風呂の水を洗濯に使う」「最安値のお肉を探して買う」などの節約術ができれば節約になりそうですが、「面倒な節約はできない……」という方もいるのでは? 実は共働き夫婦にはこのような節約術はNG。「手間なし節約」をすることで年24万円節約できる人もいるそうですよ。今回は『共働き夫婦の超効率家計簿』の著者であり、ファイナンシャルプランナーの福島えみ子さんと、ファイナンシャルプランナーで家計簿アプリ「おカネレコ」を運営している江尻尚平さんに、共働き夫婦向けの「手間なし節約」をするコツを聞きました。

とにかく共働き家庭は忙しい!

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「これまで多くの共働きのご家庭のご相談に乗ってきましたが、いつも感じるのはやはり、『とにかく共働き家庭は忙しい』ということです。忙しいゆえに、お金まわりのことをずっと気にしてはいるけれど、手をつけられないままで来てしまったという人が少なくありません。しかし、お金の管理に多くの時間を使うのは本末転倒です。お風呂の水を洗濯に使ったり、最安値でお肉を買ってパック分けしたりといった手間のかかる節約は、仕事を終えて疲れて帰ってくる共働きの場合、非現実的ともいえます」と福島さんと江尻さん。

それよりも、「共働きの場合は、いかに手間をかけずに支出を抑えるかの方に注力すべき」とのことですが、具体的にどのような節約を行えばいいのでしょうか。

買い物をするときは必ず費用対効果を考える

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手間をかけずに支出を抑えるには、固定費の見直しのほか、買い物のたびに自分に問いかけたり家庭で検討する習慣をつけたりするのが有効なのだそう。

固定費の見直しのほか

「それは、本当に必要なものなのか?」
「必要なものであれば、どれくらいの頻度でいつまで使うのか?」
「あるいはそれを買うことによって得られる効果は?」
「同じ効果があるもので、もっとリーズナブルなものや方法はないか?」

このようなチェックポイントについて毎回検討してから買い物をすることで、費用対効果を考えることになるそうですよ。

決して安いものを買いましょうということではなく、価格が高くても質が良いなど、長く使えて結果的にお得であるものなら買う価値ありと判断しても良いのです。

支払うことで出ていくお金を削減する

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「例えば、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレスの支払い手段を使うことで、支払額に対して1%や1.5%などのポイント付与やキャッシュバックがうけられるものがありますよね。現金と比べると、同じ金額を使っているにもかかわらず、手元から実質出ていくお金を少なくできます。『支払い手段を変えるだけ』で、労力なくして手元に残るお金に差がつけられます」と福島さんと江尻さん。

いわゆる「ポイ活」といわれるように、キャッシュレス決済を利用することでポイントが貯まれば、手間なく支出を減らすことができたということ。支払い方を変えるだけなら、節約術としても簡単ですよね。

自動的に節約できる仕組みを作る

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「共働き夫婦なら、手間をかけるのではなく、逆に時間をかけずにできることはないかという視点の節約を取り入れましょう。例えば、毎日安いものを探してスーパーで買い物をするのではなく、予算を決めてネットスーパーで買い物をするようにする、あちこちの口座から引き出して入金するようなお金の管理ではなく、口座を整理して引き出し回数が少なくてもできるような仕組みを整える、多すぎるサブスクリプション系の契約を解約するなどが有効です。今はやりのソーダ水なども、毎日飲んでいると月にすると大きな金額になってしまうこともありますし、どうしても必要というわけではない支出をやめるだけでも節約はできます。手間のかかる節約を継続することを考えるのではなく、はじめだけ頑張って手間なくできる節約の仕組み作りをするということですね」と福島さん。

「おカネレコでは『無駄な支出』と思った支出などに『無駄』とラベルをつけることもできるので、家計簿アプリを使うことで無駄遣いも見つけられますし、そのような支出に気を付けるだけでも節約になります」と江尻さん。

福島さんによると、どの家庭にも無意識の無駄遣いは存在しており、少し意識をするだけで月2万円ほどはすぐに節約できる家庭も少なくないそうですよ。江尻さんによると、おカネレコユーザーの中には家計簿アプリを使うだけで月7万円節約できるようになった人もいるとのこと。月2万円の節約だと、年間24万円節約できることになるので、大きいですよね。ちなみに、今なら携帯電話の料金プランを見直すこともオススメだそうです。

「数字」や「平均値」に縛られない

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「支出を下げる」というと、「とにかく支出を削って金額を下げる!」という視点で考えてしまいがちなのですが、「金額」だけに縛られてしまうと窮屈ですよね。平均値と比べて食費が多すぎるからといって一喜一憂してしまったり、雑誌などのメディアに振り回されてしまったりすると、疲弊してしまいます。

数字や平均値にとらわれず、(1)品質や満足度が価格に見合うかどうか、(2)費用対効果、(3)お金の優先順位といったポイントを意識するだけでも、結果として節約につながるそうですよ。

細かな節約をするより、支出を選ぶ目を養うことが、節約につながるのかもしれませんね。

共働き家庭は手間なし節約が◎

共働き家庭は、忙しくしているうちに、なんとなくお金のことは後回しにしてしまいがちですよね。一念発起して節約に目覚めても、手間のかかる節約ばかりに手を出してしまい、続かない……なんてこともあるかもしれません。

書籍『お金が貯まる!世帯年収500万円から始める共働き夫婦の超効率家計簿』では、「共働き家計の整え方」について、より詳しく記載されています。「節約をしても長続きしない」、「節約しなくても貯まる方法を知りたい」なんて言う時は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

>>併せて読みたい:【4つの診断別】共働き夫婦のタイプ別「貯蓄必勝法」をプロが伝授

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