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[田中みな実のホンネ まとめ]仕事、美容、プライベート...30代の歩き方を赤裸々に語る!

ビューティ

軽やかに、でも着実に、美しさとキャリアを磨き上げてきた、バイラ世代の憧れミューズ。昨夏も拠点を新たにし、さらに活躍の幅を広げた。社会も大きく変化し「風の時代」ともいわれる今、みな実さんが思う「30代の歩き方」を聞いてみた。

Q 最近どんなトレーニングにハマってる?

A 横手先生の「Positive Link Studio」! 呼吸や正しい姿勢を徹底追求
ガシガシ運動をするというよりは、骨や筋肉の構造を理解しながら効率的に体を動かすトレーニングです。整体的な要素やほぐしもあって1回1回体の変化を実感しています。知らずしらずのうちに縮こまってしまった体がリセットされて、ジムを出る頃には心身ともに解放されたような感覚に。無理に力の入ったポージングをしなくても、体のベースが整い、深い呼吸を意識できることで360度どこから見ても美しいボディラインを目指しています。まだ数カ月ですが、筋肉の隆起の仕方が変わって、立ち姿に自信を持てるようになってきました。深く鼻呼吸ができることで、睡眠の質も向上した気が!

Q 以前は「ヒップ集中!」。今のボディメイクのポイントは?

A 今はトータルで“整えている”という感じ
鍛えてヒップだけボリュームを出す、とかじゃなくて全身のバランスを考えるようになりました。普通に立っているだけなのにヒップの位置が上がって見える、首が長く見えて、顔も引き上がってスッとしているのが理想。特にお芝居をしているときはあらゆる角度からの表現を求められるので、力を抜いた状態でも美しく見える体を目指しています。

3.プライベート・恋愛について

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タンクトップ¥7480/アンクレイヴ デニム¥18000/ノーク(ノーク バイ ザ ライン) リング(右手)¥220000/ハルミ ショールーム(カフカ) ブレスレット¥7700・リング(左手)¥18150/TEN.(TEN.)

Q プライベートはどんな時間を過ごしている?

A 朝からフル稼働しています
新しいコスメを試したり、ジム、整体、美容院などのメンテナンスに費やします。友人との外出は、もともと多くないけど時世的により少なくなりました。イベントごとにしないと気軽には会えない雰囲気があるので、「〇〇のお祝いにお寿司に行こう!」など、限られた時間の中で理由づけをして友人との時間を楽しむようになりました。昔から頻繁に連絡をとる親友とは、だらだらおしゃべりして甘えたり、愚痴を言ったりもするけれど、それぞれに人生経験を重ねて互いに尊敬と尊重が生まれたのか会話に厚みが出てきた気がします。可愛い姪と甥に会う時間も以前より増えました!

Q 今の「恋愛」に対するモチベーションは?

A まったくないけど、したくないわけじゃありません
最近は恋愛をする気力がありません。ハードなスケジュールの中、どうやって相手のために時間を捻出していたんだろう?と過去の恋愛を振り返って不思議に思っています。今は誰にもペースを乱されることなく心地よく生活をしているからそこに他者が介在してくることにちょっとしたストレスを覚えそう。「グータンヌーボ2」で共演している長谷川京子さんには「タナカミナミ、あなた変わったわ!」と私の恋愛に対する価値観の変化やこじらせ方をたびたび指摘されます(笑)。

Q 今の「結婚願望」はどれくらい?

A 今の私は誰かと共存する資格がない(笑)
私の性格や仕事に理解があって、ドラマ期間中は「どこかへ行ってくるね~」っていなくなってくれるような人、います?(笑) というのも、慣れないお芝居の期間中はずっと気を張っていて人に優しくできる自信がないから、大切な人を傷つけたくないしできれば距離をとりたいなと。あまりに身勝手な発想だから、この時点で結婚をする資格なんてないでしょ!(笑) 家事も育児も仕事もバリバリこなしている美しい人たちはいったいどうしているのだろう?? 私なんて自分のことだけで手いっぱいで、ときどきものすごく自己嫌悪に陥ります。

Q 以前は「結婚したら引退する!」と言っていたことも。その気持ちに変化はありますか?

A きっと永遠に満足することのない、ライフワークになりそうな“お芝居”の仕事に出会ってしまったから引退発言は撤回します!
何のプロフェッショナルでもなく、才能も、生み出す力もない私がバラエティ番組に出続けるためにはプライベートを切り売りするほかないと考えていたので、結婚するまでは全力で駆け抜けて相手が望めば引退も覚悟していました。でも、お芝居の仕事に出会って、生み出すことの面白さを知りました。プライベートを完全に切り離して存在できることを知りました。新しいこと、できないことが山積みで、楽しめる余裕こそまだないけれど確実にワクワクしています。うまくいかなかったら悔しくて、一度嫌になってもう一度頑張ってみたくなるの繰り返しで、気づいたらおばあちゃんになっていたりして! 求め続けてもらえればの話ですが、ライフワークにできるものに出会えた感覚があります。今は! だから、結婚をしても仕事を続けていきたいです。今は! こういう場での発言には責任を持ちたいけど、考えなんてコロコロ変わるからわからない。

Q 30代女子としての可愛さ、大人っぽさ、強さ、理想的なバランスは?

A 凝り固まった概念にしばられない柔軟性と弱さを見せられる健全な心を持っていたい
30代を生き抜くのは案外難しい。特に女性は、様々なライフステージを生きているから親しい間柄であっても言葉選びは慎重に。たいていのことは知っていて当たり前、仕事はできて当然、そうでなければ恥ずかしいという立場になってきています。そうなると、わからないことを素直にわからないと言い出しにくくて、ネットで得たつけ焼き刃の情報でやり過ごしてしまうなんていうことも。いくつになっても教わる姿勢、受け入れ態勢がある人って素敵だし、可愛げがあるなって思います。

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ドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」
原作/ジェーン・スー『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮文庫)
出演/吉田羊、國村隼、田中みな実、富田靖子、松岡茉優
テレビ東京 ドラマ24 金曜24時12分〜24時52分
ラジオパーソナリティのジェーン・スーが自身の家族との出来事と思い出を描いたリアルストーリー。親子の愛憎と家族の裏表を描く。みな実さんはトキコ(吉田羊)のラジオ番組をともに進行するラジオ局所属のアナウンサー・東七海役。

撮影/吉田 崇 ヘア&メイク/AYA〈ラ・ドンナ〉 スタイリスト/斉藤くみ 取材・原文/通山奈津子 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉※BAILA2021年5月号掲載

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