今、1,000万円の貯蓄がある人も、最初はゼロからスタートしているのです。様々な積み重ねの結果、1,000万円を手にすることができるのです。本気になれば、あなたも“プチ・ミリオネア”になれるかも!? そこで今回は、資産運用・トレーディングのプロである山田良政さんに“貯蓄1,000万女子が実践している習慣”をご紹介いただきます。
文・山田良政
■目標を明確化する
お金を貯めるには、まずは目標設定が大切です。ただし、ぼんやりとした目標設定ではダメ。
「××歳までに1,000万円を貯める」という逆算と決意が必要なのです。それが明確であればあるほど、モチベーションが高まり、実現する可能性も高まります。
また、せっかく明確になった目標も、常に目にしておかないと決意がゆらぎ、挫折の原因に。常に目標を再確認できるよう、紙に書いて部屋に貼っておくといいかもしれません。
■ボーナスなど臨時収入はすべて貯蓄
ボーナスなどの臨時収入があると、どうしても贅沢をしたくなったり、欲しいものを買いたくなったりしますよね。でも、それはNG。
そういったお金は“最初から無かったもの”として、そのまま全額貯蓄してしまいましょう。散財したくなる誘惑に負けないよう、心の弱さを自分でコントロールしてください。
大企業なら年間で給与の4~5ヶ月分、中小企業なら給与の約2ヶ月分が貯まるはず。それだけで1,000万円への道のりがグッと近くなってくるのです。
■収入の底上げをアルバイトや副業で行う
支出や出費を減らすのは貯蓄の基本ですが、ある程度慣れてきたら、今度は収入を増やす方法を探していきましょう。
収入が底上げされれば、その分貯蓄に回す余裕ができ、スピード感をもって1,000万円に近づけるようになります。
そのためには、自分に合ったアルバイトや副業を始め継続することが大切になってきます。もちろんムリをすると本業や私生活にシワ寄せがきてしまうので、楽しくできるものが一番でしょう。
■人間関係や使い方に惑わされない強い心を持つ
人間関係は確かに大切ですが、貯蓄する上でマイナスに作用することも少なくありません。
特に女性は、仲間内でお揃いのアイテムを購入したり、女子会という名の飲み会を催すことも少なくありません。
でも、そこでみんなと同じことをしていたら、“プチ・ミリオネア”への道は遠のいてしまいます。自己投資や交際費はほどほどにしておき、貯蓄に回す強い心を持つようにしましょう。
1,000万円貯金というものに、金額的な意味はあまりありません。しかし、精神的な面では大きな意味があります。それはお金に支配されない“余裕”を持つことができるということ。余裕があるがゆえに、お金に関わる決断をする上で、間違った選択をしなくなるのです。
また、1,000万円を貯金することができれば、今後の人生の選択肢が一気に増えます。自分で事業をすることもできますし、投資にまわすこともできるでしょう。
道のりは決して平坦なものではありませんが、1,000万を貯めるという経験は、あなたの人生にプラスに働くはず。頑張りましょう!
山田良政
株式会社オフィサム代表取締役。FXによる資産運用を自動化させた第一人者。自身が開発したFX自動売買システムが、2013年度に「世界一の評価」を獲得。誰でも気軽に資産が増やせる「自動取引システムによる資産運用」を提案し、その分かりやすい切り口はマネーに関するプロ達だけでなく女性からの支持も多い。「億を稼ぐ」ために必要な思考が綴られたインタビュー本『億トレⅡ』『億トレⅢ』も大好評。『月間BIG tomorrow』でも執筆中。
・株式会社オフィサムHP:http://offi36.net/
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