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「電気をこまめに消す」とお金が逃げる!お金が増える人が実践する「お金が自動的に増える」仕組みづくり

節約・マネー

「お金を増やしたいけれど、どうしたらいいのか分からない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。『お金の先生! できるだけ簡単にお金が増える方法を教えてください。』の著者であり、ファイナンシャルプランナーの飯村久美さんは、「お金を増やすには、まず仕組み作りから」と言います。具体的にはどのようにすればいいのか詳しく伺いました。お金を貯める仕組みを知りたいという人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「お金が貯まる人」はどのように貯めている?

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「お金が貯まらないのは、年収が低いからだけでは決してありません。年収が高くても、貯まらない人はたくさんいます」と言うのは、ファイナンシャルプランナーの飯村久美さん。

バケツに穴が開いていると水が溜まらないのと同じように、お金が貯まらない人というのは、お金がだだ漏れになっている人のことだと飯村さんは指摘しています。つまり、逆を返せば「お金が貯まる人」はしっかりお金が貯まる「入れ物」を用意しているということになります。

お金が「自動的に」増える仕組みは、お金が漏れている穴をふさいで、お金が貯まる入れ物を用意してあげるだけ。このお金が貯まる入れ物は一度作ってしまえば、あとは「自動的」です。頑張らなくてもお金が貯まると考えると、簡単ですね。

お金が貯まる入れ物を作る

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「お金を貯めるには、『使う口座』と『貯まる口座』の2つが必要になります。使う口座は、給料の振込先であり、家賃(住宅ローン)や保険料、水道光熱費、そのほかの生活費をストックしておく口座。貯まる口座は、お金がただ貯まっていく一方の口座です」

と飯村さんが言うように、お金が貯まる入れ物としてまず準備するのは「貯まる口座」です。そして、この「貯まる口座」は、一度入金したら簡単には引き出せないようにしておきます。「貯まる口座」に入金したお金をないものとして生活することで、自動的にお金が貯まるようになるのです。

一度貯めてもすぐに引き出してしまうようではNGということになりますので、貯まる口座に入れたお金に手を付けずに生活することが大切です。貯まる口座のキャッシュカードは持ち歩かないようにするなど、お金を崩さない為の工夫も合わせて実践しましょう。

給料の10%を「貯まる口座」に入れる

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「お金を確実に貯めるためには、自動で貯まる仕組みをつくるに限ります。毎月、『使う口座』に振り込まれる給料の一定額が『貯まる口座』に入金されるように設定しておくのです。たったそれだけです」

まず「貯まる口座」を準備したら、毎月給料の10%を「貯まる口座」に入金。これだけで毎月自動的に貯まる仕組み作りは完成です。毎月の貯金には、「自動積立」などを利用すると簡単です。

はじめは10%から始めて、慣れてきたら15%、20%と割合を上げていくと、自動的にお金が貯まるスピードもアップしていきます。

貯まる口座を作って、自動積立を設定しておくだけ。あとはこのお金を簡単には崩さないような仕組みにしておけば、まさに自動的にお金が貯まっていくことになります。これなら簡単に実践できそうですね。

今月電子マネーをいくら使ったか、分からない人は要注意

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「今月、○○Payなどの電子マネーでいくら使いましたか? この質問に即答できなかった人はぜひ、履歴を調べてみてください。今まで履歴を見たことがない人、履歴の調べ方がわからなかった人は要注意です。お金が貯まらない原因は電子マネーの使い方にあるかもしれません」

電子マネーは財布がなくてもスマホひとつで支払いが済ませられ、非常に便利なものです。しかしその反面、お金を使った感覚が薄れてしまい、今月いくら使ったのか把握できなくなってしまうことがある、と飯村さんは指摘しています。

電子マネーを使いこなす方法としては、「毎週月曜日に決まった金額をチャージして、その範囲で電子マネーを使うようにする」ことを飯村さんは推奨しています。

「このままでは週末までにお金が足りなくなる」などの焦る経験を重ねていくと、毎週決まった金額の中でやりくりするコツもつかめるようになります。毎週決まった金額をチャージしていれば、電子マネーにいくら使ったかも簡単に把握できますし、使いすぎも自動的に抑えられるということですね。

「電気をこまめに消す」とお金が逃げていく

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「私たちが電気代を節約する方法として真っ先に思いつくのが『電気をこまめに消す』ことでしょう。しかし、楽にお金を貯めたいのなら、電気はこまめに消してはいけません」

では、どうすればいいかというと、「契約しているアンペア数を下げて、基本料金を下げましょう。1回の手続きだけで、あとはなにもしなくてもいいのです」と飯村さん。

「たとえば、60Wの電気を1時間つけっぱなしにしたときの電気代は1.5円程度(地域や契約により異なります)。トイレに行くためにわざわざ部屋の照明を消すと、100円節約するために800回もスイッチをバチバチ切る必要があり、労力のわりに節約できる金額はわずかということになります」

それよりも、しばらく使わない電化製品のコンセントを抜いたり、冷暖房の設定温度を変えたり、契約アンペアを見直す方がよっぽど効果が高いと飯村さんは指摘しています。

お金を増やすには「仕組み作り」から

お金を貯めるために、つらい節約をして、手間をかける必要はありません。

貯まる口座を作って毎月決まった金額を貯金する。貯まる口座のお金を崩さないために、電子マネーの使い方などを整えて、お金の漏れを防ぐ。このような簡単な方法を実践するだけで、無理な節約に手を出さなくても、お金を貯めるための仕組みは整いますよ!

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