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物を持つのは悪くない!プロが実践する「捨てる」に執着しない整理術とは

インテリア

ミニマリストやシンプルライフに憧れるのか、それとも?

片付けブームと同時に、無駄のない生活を目指すシンプルライフ、必要最低限の物だけを持つミニマリストという言葉が市民権を得ました。物を持たない生活が良いものだと認識されているというのは間違いないでしょう。

そんな雰囲気やネットで見かけるシンプルライフ実践記事などを見て、なんとなく物を捨てなきゃいけないと漠然と考えている方。

では、なんのために物を捨てたいのでしょうか。

ミニマリストになりたいから?
シンプルライフに憧れるから?

そこで生活するのはあなた自身です。あなたのための部屋でなくて誰のための部屋でしょうか。
必要なのは「そこで暮らす自分が、どうありたいか。どうあれば快適に、幸せに過ごせるのか」それをイメージすることです。
そのイメージの先にあるものがミニマリストだったりシンプルライフだったら、そこで初めて物を最小限に絞る「捨てる目的」ができるのです。
さて、あなたの頭にはどんな姿が思い浮かぶでしょうか。

要不要の選択の基準で、好きな物は「要」

私がレッスンで要不要の選択をしましょうと言う場合、基準は、

1.半年以内に使ったか(季節物なら前シーズン使ったか)
2.壊れていないか
3.これから使うか
4.気に入っている・大事にしている物か

です。

この他に食品なら賞味期限が切れていないか、ストックが多すぎないか、洋服なら同じジャンルに偏っていないかなど、その人に合わせた適正量を一緒に探っていきます。

こうしてレッスンをする中で気づいたのは、なんとなく「片付けなければ」「捨てなければ」と考えている人の頭の中はいつの間にか物を捨てて減らすという一点に集中してしまっていること。好きなものは当然持っていていいのだという大事な点が抜け落ちてしまっているのです。

捨てられないと感じる物と向き合うとき、その理由を冷静に考えてみましょう。本当に、心から好きという気持ちで持っている物か、それとも「これ、高かったからなぁ」「まだ使えるのに捨てるのはもったいないなぁ」という引っ掛かりで持っている物なのか、そこを判断してください。
気に入っている・大事にしている物ではないのなら、それは物への「愛情」ではなく、買った時に払ったお金への「執着」だったり、将来使う(予定はないけれど)ときにまた買わなければいけない、損をするのではないかという「恐れ」です。

好きなものを使っている自分をイメージする

photo:関根つかさ

整理収納アドバイザーである私も、今の生活にこんなに必要ないだろう、という量のティーセットを所有しています。それは、骨董市で見つけたリモージュのティーセット。カップ&ソーサーが12セット、ティーポット、ミルクポット、シュガーポットのフルセットです。我が家は来客が多いですが、12人が集まるお茶会は開催する機会がないでしょう。

しかし、将来自宅で少人数制の片付けセミナーを開催し、素敵な食器でお茶を出せたらいいなという夢が叶ったその日を頭に描くと、このティーカップがそこにあります。このティーカップはモチベーションの一端なのです。

このティーセットを収める場所を確保するため、それまで来客用に持っていたカップ8つを人に譲りました。そのカップはシンプルで使いやすいけれど、よくよく考えたら私の暮らしのイメージではない物でした。

よく、「入らなくなったジーンズは捨てましょう」といいます。確かに、あまり履いていないし傷んでもいないというのが捨てられない理由なら、痩せた時に改めて新しいジーンズを買ったほうが良いと思います。ですが、そのジーンズをすごく気に入っていて、流行に関係なく履きたいと思っているのなら、それはきっとダイエットを続けるモチベーションになるでしょう。
物の要不要を考えることは、その物一つ一つとの関わりや自分に与える影響を考えることなのです。

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