レトロスイーツのブームが再来し、その代表格とも言えるのがレーズンバターサンド。今やクッキーやクリームに工夫を凝らしたり、たっぷり極厚に仕上げるなど、その裾野を広げています。
いろいろ食べ比べるなかで、贅沢な味わい、見た目の華やかさ、食べやすさなど、手土産や贈り物の重要な要素が全てにおいてパーフェクトと感じたのが、今回ご紹介するHuffnagle(フフナーゲル)の「Gift Box『Suite』(6個入ギフトBox)」です。
洋菓子の老舗・横浜かをりから登場した新ブランド
実はこちらを手がけているのは、「レーズンサンド」が横浜銘菓として古くから愛されている株式会社かをり。
神奈川県で生まれ育った私にとって、かをりの「レーズンサンド」は幼少の頃から食べている特別な存在。「一体どんな味わいだろう?」と、食べる前から期待が高まり舞い上がってしまいました!
フフナーゲルのテーマは「19世紀のYOKOHAMAと時空を結ぶホテル」。
遡ること横浜開港当時の1860年、横浜居留地70番に日本初の西洋式ホテルが誕生しました。今ではその地に、株式会社かをりの源流となるフレンチレストラン・かをりの建物があります。
その場所で、これまでの伝統を大切に受け継ぎながらも、新しい時代を切り拓いていきたいという想いで生まれたのがフフナーゲル。この響きのいいブランド名は西洋式ホテルのオーナーの名前で、オマージュを込めて命名されました。
2021年2月のプレオープンに合わせて「オーツクッキー バタークリーム フィリングセレクション」が販売され、2021年4月にオンラインショップがグランドオープン。現在はオンラインショップでの販売を中心に、不定期で催事やイベントにも出店をしています。
ついパケ買いしたくなるニューレトロなデザイン
まずは懐かしくも新しい感性を盛り込んだパッケージに注目。ノスタルジックな要素を現代風に再構築したパッケージは、デザイン性が高くパケ買い必至!色彩豊かで眺めているだけでも心躍り、思わずコレクションしたくなります。
側面にはメッセージ欄をあしらい、一言気持ちを書き添えるだけで特別感あふれるギフトへワンランクアップ。ちょっとしたプレゼントやお礼にもぴったりです。
歴史に新しさもプラスして紡いだ贅沢な味わい
オーツ麦を使ったクッキーは香ばしくサクサクした食感で、ほんのりと感じる塩気によって立体感のある豊かな味わいに。
隠し味となっているのが、かをりの「レーズンサンド」でも使用しているブランデー漬けのレーズン。バタークリームと一緒に挟むだけでなくクッキーにも細かく刻んだものが微量に入っていて、食感と美味しさに奥行きを与えています。
たっぷり絞られたバタークリームはコクと口どけを両立。メレンゲを加えることでふわっとした軽さを叶え、クッキーとの馴染みも抜群です。
美味しさのキーポイントとなるのがブランデー。レーズンサンドの多くはラム酒を使いっていますが、各パーツのバランスを重視して上品な香りのブランデーを使うことで三位一体の美味しさに仕上がっています。
定番から流行まで取り入れた6種
「Gift Box『Suite』(6個入ギフトBox)」に入っているのは、食べ比べが楽しい個性豊かな6種のテイスト。
まず食べてほしいのが「ORIGINAL(オリジナル)」。いわゆるプレーン味で、それぞれのパーツが優雅に調和し、わずかに感じる塩気がバターの風味やオーツ麦の香ばしさを豊かに引き出しています。
断面から覗くたっぷりのあんこに思わず頰が緩む「ADZUKI(あんバター)」。つぶあんとバターのまろやかなコク、塩気が絶妙なコンビネーションを発揮してあとを引きます。
クリームチーズ特有のコクと乳味が堪能できる「CHEESE(チーズ)」。ブランデー香るレーズンとオーツクッキーの塩気が加わると、味の立体感が増して贅沢な表情に。
レモンの果皮をバタークリームとオーツクッキーに入れ、爽やかな香りに包まれる「LEMON(レモン)」。キュンとした甘酸っぱさとレーズンの甘味のバランスがよく、甘すぎが苦手な方にもおすすめです。