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定年後に「お金が足りない…。」とならないために40代からやるべき“4つのお金の準備”

年を重ねるごとに必要性が増すお金の存在。なかでも40代のうちから準備しておきたいお金のポイントとは? 「将来お金に困らない生活」をするために、40代からやっておきたいお金の準備について家計のプロが解説します。

40代以降はお金がかかるイベントが目白押し

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若い頃よりも、何かとお金が必要になり始めるのが40代。50代になるとさらに必要になるお金の額も本格化。やがて老後を迎えると、支出は現役時代より減る人が多くなりますが、収入や健康面で不安が出ることも。

長い目で見たときに、50代以降老後の生活までを大きく左右するのが40代の過ごし方です。

40代からお金の準備をしっかりしている人の多くは50代以降の生活の不安が少ないものですが、反対に、40代を無計画に過ごしてしまう人の多くは、老後までお金の問題を引きずっています。

40代以降の生活をより安心して迎えるために、40代でやっておきたい「お金の準備」とは何なのでしょうか。

40代以降にかかるお金を整理しよう

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40代以降、一般的に主に必要になるお金は「住宅の修繕費」と「両親の介護や医療の費用」と「老後の準備資金」です。その他、お子さんがいるのであれば「教育費」も一般的に40代から50代前後に最も重くなります。

「住居の修繕費」「両親の介護費用」「老後の準備資金」「教育費」の大きく分けて4つのポイント別にそれぞれ解説していきます。

「住宅の修繕費」

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40代以降、必要になりやすいのが住宅の修繕費です。若いころに新築や中古で購入したマンションや一軒家も、老後を迎える前にはほころびがでやすいものです。

さまざまな個所の修繕が必要になることが想定されるため、まとまった金額になることも多く、住宅ローンを払い終えていないうちからリフォームローンを組むという人も多く見られます。

ローンが重なることで生活が苦しくなる人も多く見られますので、住宅の修繕費についてはある程度あらかじめ貯蓄をしておくと安心です。

修繕費にいくらくらいかかるかというのは、調べることである程度予想できます。以前の記事「一軒家の修繕費はいくらかかるの?」なども参考にしてみてくださいね。

一軒家の修繕費はいくらかかるの?

「両親の介護や医療の費用」

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自分の老後についてしっかり準備をしているご両親であれば安心ですが、何の準備もしていない場合は、40代前後から両親の介護や医療の費用などが必要になることがあります。

介護や医療の費用だけでなく、年金が少ないなどの理由から、生活費の仕送りが必要になることもあります。
両親の認知の問題から、両親に代わってさまざまな手続きやお金の準備を行う必要がある場合もあります。

まだまだ元気だからと安心しすぎていると、急にまとまった資金が必要になることも多いものです。

「将来的に両親の面倒を見なくてはならないかも」と感じるなら、40代から少しずつ資金の準備を始めておくと安心です。

老後の準備に早すぎることはない……!?

「老後の準備資金」

40代から老後の準備は早すぎると思う人もいることでしょう。

しかし、50代前後になると、特にお子さんがいるご家庭では、教育費のためにこれまでの貯蓄を崩さなくてはならない人も多いものです。

できるだけ40代のうちから少しずつ準備しておくことで、40代以降の教育費と老後の準備資金の2重貯蓄の重圧を軽減することができます。

なお、長期的に貯める資産については、一定額は運用することなども視野に入れ、増やすことを考えるのも良いでしょう。

「教育費」

特にお子さんがいるご家庭では、お子さんが大きくなると、自分でもビックリしてしまうような教育費がかかるようになるものです。

お子さんの年齢にもよりますが、お子さんの教育費はできれば40代までに貯め終えてしまいたいもの。

上記の通り、40代以降は本格的な教育費に貯蓄を崩す人が多い時期ですので、貯蓄がないと教育費でも借金を背負うことになり、老後の資金の準備ができないという問題に発展する傾向があります。

なお、40代までに貯め終えた教育費は、50代などに本格的な教育費でほとんどなくなる貯蓄になりますから、若いうちに教育費だけ貯め終えれば安心というわけではありません。

50代で貯蓄が底をつかないよう、全体的なバランスを見ながら長期的に家計を運営することが求められます。

以前の記事「子育て世帯が陥りがちな教育費の失敗”2つの原因”」でもお伝えしましたように、子どもの教育費が本格的にかかる前に、家計に余裕があるからといって習い事などに多額の費用をかけることなども気をつけたいところです。
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