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朝の洗顔「水、ぬるま湯、洗顔料」一番良いのは?理系美容家が教える“朝洗顔の正解”

初めまして、理系美容家のかおりです。なんとなく体や肌に良いと思っていたことが逆効果だった! ということがないように「科学的根拠のある正しい美容知識」をお伝えしています。皆さんは、朝の洗顔はどのように行っていますか?水、ぬるま湯、それとも洗顔料でしょうか。TVCMでは洗顔料は当たり前のように使われていますが、水やぬるま湯だけという美容家さんもいます。実際、どの方法が正解なのでしょうか?

洗顔の目的って?

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まずはそもそも洗顔の目的を考えてみましょう。
朝晩に限らず、そもそもなぜ洗顔をしなくてはいけないのでしょうか。洗顔の目的は、大きく2つあります。

肌に残っているスキンケア料を洗い流すため:スキンケアの前には「リセット」が大事

肌の上にクレンジングや保湿剤などの邪魔者があっては、新たにスキンケア料を塗布しても肌に馴染んでくれません。肌が本来持っている保湿成分を残しつつ、まっさらな状態でスキンケアをするのがベストです。

酸化された皮脂を取り除くため:そのままだとニキビだけでなく老化の原因に!?

皮脂中の成分が経時で酸化されると、肌に刺激となる過酸化脂質に変わってしまう懸念があります。
過酸化脂質は肌荒れやニキビなどの様々な肌トラブルを引き起こすだけでなく、肌の老化の要因にもなることが知られています。 過剰な皮脂は過酸化脂質の元となってしまうため、洗顔料を使って一定時間で皮脂をリセットする必要があるのです。

朝洗顔の方法は肌状態でセレクト

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基本は水(またはぬるま湯)で洗顔でOK!

「朝の洗顔」に限って考えると、実は洗顔料は必須ではありません。

皮脂の酸化は紫外線や大気汚染などによって促進されるものの、太陽の出ていない就寝中は穏やかに進行するからです。
また、過酸化脂質は皮脂よりも水に溶けやすい性質を持っています。皮脂の分泌量が少ない方や、夜のスキンケアの油分が少ない方は水やぬるま湯の洗顔で十分です。
水よりぬるま湯の方が洗浄力が上がるので、肌状態を見ながら使い分けてください。ぬるま湯の温度は32-34℃くらいがおすすめです。

朝から洗顔料が必要な人はこんな人!

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逆に、朝に洗顔料が必要な人はどんな人でしょうか。次の2パターンに当てはまる方は、朝洗顔は洗顔料を使いましょう。

1:皮脂分泌が多い肌質の方

皮脂は一日の中で分泌量が変動し、日中と比較して夜の皮脂分泌量は減少します。それでも、夜にまで多く皮脂が出る方は、朝洗顔で皮脂をリセットするのがおすすめです。

2:夜に使用するクリームに酸化されやすいオイルが配合されている場合

例えば、アルガンオイルなどのリノール酸が多い油脂は、美容効果が高いと言われる反面、酸化しやすい成分でもあります。リノール酸やリノレン酸が多い油脂は、酸化ストレスを受けやすい日中には使用せず、夜のケアにおすすめです。

知っているだけで美肌に!? 朝洗顔前のチェックリスト

今日はどんな洗顔をする?鏡の前で肌をチェック!

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皮脂の分泌量は、その日のストレス状態や、女性であれば生理周期で変動します。また前日のスキンケアの過不足でも肌状態は変わるため、朝起きたら、まずは鏡の前で肌をチェックしてみましょう。

1: ぱっと見で油っぽい or 触った時にぬるつきを感じる方
⇒洗顔料を使いましょう。よく泡立てて、肌表面を撫でるように泡を広げたら、ぬるま湯で洗い流します。

2:Tゾーンのみ、鼻だけなど、部分的に油っぽさを感じる方
⇒油っぽい部分に洗顔料を載せ、ぬるま湯で洗い流しながらさっと洗いがおすすめ。

3: 全体的にしっとり。テカリはなく、手に吸い付く肌の方
⇒理想の肌状態です。ぬるま湯or お好みで洗顔料を使っても構いません。泡を15秒ほど載せてすすぐ程度で十分です。

4:全体的にカサついている方。
⇒夜のスキンケアが油分不足かも?ぬるま湯洗顔でやさしく洗いましょう。

肌状態に関係なく、夜のスキンケアが残っていることに抵抗感がある方もいると思います。実は、私もその一人。朝のスキンケアはまっさらなお肌に載せたいので、肌状態に合わせて“洗顔時間(洗顔にかける時間)”を変えています。

最も大切なのは、潤いを守りながら化粧品を心地よく使うこと。毎日お肌と対話をしながら、あなたにとって適切な洗浄力を探してみてくださいね。

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