家で過ごす時間が増えたことで、広くゆったりとした部屋に引っ越したいと思うようになった方も多いのではないでしょうか?今回は、2つの居室とダイニングキッチンがある2DKの間取りで、おしゃれなインテリアを楽しむ一人暮らしの方々の実例をご紹介。広めのキッチンや2つの居室、使い方は自由自在です。
2つの居室とダイニングキッチンがある2DK
2DKとは、2つの居室とダイニングキッチンがある間取りのこと。ダイニングキッチンは、キッチンとダイニングが一緒になった、6畳以上10畳未満のスペースを指します。
選ぶ部屋にもよりますが、居室は一般的に6畳~8畳ほどなので、リビングとして使うとLDKの間取りよりはちょっとコンパクトに感じるかもしれません。それでも、襖や引き戸などを外して広く見せるといった工夫をしている方もいます。
ここからは、実際に2DKで一人暮らしをする3人の方の部屋をのぞいてみましょう。どの方も、居室の1つは寝室にし、もう1つの居室やダイニングキッチンのスペースを自分らしく使われています。
DIYのカウンターや本棚を置いて使いやすく
最初にご紹介するのは、年季の入った築40年の2DKに暮らす、iwamos_5さんの部屋です。
ダイニングキッチンの主役となっているのが、こちらのL字型のカウンター。キッチン下の収納スペースの匂いや湿気が気になり、自分で収納を考えてDIYしたものだそう。使用頻度が高い器は内側からも外側からも取り出しやすいようにし、落下防止の段差もつけてあります。おしゃれで機能的なカウンターはまるでカフェのようです。
居室のひとつは、ダイニングと趣味のスペースを兼ねています。
白い天板の大きなダイニングテーブルはDIY。食事をとる以外にパソコン作業などでもゆったりと使える大きさにしてあります。
壁際には、同じくDIYの本棚がずらり。以前の狭い部屋には置けなかった本棚をたくさん置き、好きな本をすぐに手に取れて戻せるようにしています。
好きなものを収納できるアイテムを作って配置した空間には、どんどん愛着が増して家にいる時間も楽しくなりそう。
仕切りを取って好きな家具をゆったり配置
続いては、UR賃貸住宅のリノベーション団地で暮らすmaatonaさんの部屋。団地に多い「田の字型」の2DKは、南側にダイニングキッチンと6畳の和室が、北側に6畳の洋室がある作りです。
maatonaさんは、和室の襖を取り外してワンルームのようにすることで、家具の置き方を自由にしています。例えば写真右のチェストは、仕切りをまたいで大胆に配置。キッチンにはゆったり幅をとって、作業台を兼ねたオープン棚を置いています。
リビングとして使う和室では、以前から抱いていた「和室の部屋に洋風の家具を合わせてみたい」という希望を実現。北欧風の家具を置いています。温かみのある木のテーブルやダークブラウンのソファは、和室にもほかの洋風な部屋にも違和感なく馴染んていて、落ち着いて過ごせる雰囲気です。
もう一部屋の寝室にはベッド以外に大きな家具は置かず、植物やポスターなど好きなものをディスプレイ。和室からつながる部屋でこちらも襖を外してありますが、リラックスして眠れそうな空間ができています。
団地の懐かしい雰囲気も活かしつつ、ナチュラルなインテリアを作っているのがすてきです。
広いリビングダイニングにお気に入りを配置
44平米ほどの2DKで暮らす、すずさん。インテリアショップのスタッフをしていて、自分の部屋も落ち着ける場所になるよう心がけているそうです。
居室のひとつとダイニングキッチンの間にあった引き戸は取り外し、14畳ほどのリビングダイニングに。広々とした空間に、好きな家具やインテリア、DIYのアイテムを散りばめています。
ダイニングキッチンの真ん中には、自作したダイニングテーブルを配置。その右側のキッチンのそばにはアンティークの棚を重ね、たくさんの器を見せながら収納。反対の左側には本棚を置き、上部にはドライフラワーやポスターなどを飾っています。本棚の向かい、写真左の手前側にはパソコン作業ができるワークスペースも完備。