硬貨とカードの収納箇所が重ならず、かさばらないように作られている「sugata(スガタ)」の革財布。一見シンプルなデザインですが、蓋を開けてみれば目から鱗の工夫がたっぷり施されています。スマートながらもこだわりが詰まったアイテムをぜひ一度手に取り、その使い心地の良さを感じてみてください。
普遍的な佇まいと今までにない設計を実現した薄型財布
「sugata(スガタ)」は、デザイナーの染谷昌宏さんが手掛ける革小物のブランド。「真新しさとは似て非なるものをつくりたい」という想いを持ち、シンプルさの中に日常を支える工夫が施されたアイテムを展開しています。
今回ご紹介するお財布にも、目から鱗の使いやすいデザインが盛りだくさん。普遍的なお財布本来としての佇まいがありながら、今までにないようなスマートな使い心地が実現されています。
硬貨とカードの収納場所が重ならない長財布
まず初めにご紹介するのがこちらの長財布。一見何の変哲もないデザインに見えますが、フラップを開けて中を見てみるとその工夫が分かります。
一般的な長財布ならば、順番に長方形のお札入れ・硬貨入れ・カード入れが並んでいることがほとんど。ですがsugataの長財布は、硬貨とカードの収納箇所が重ならないように設計されています。それによって厚みが最小限に抑えられ、かさばりにくいことが特徴。また、硬貨入れが浅いため、指先を奥まで届かせる必要がなくさっと取り出せるのも嬉しいポイント。カードは約10枚程度収納でき、すっきりとした見た目と実用性が両立しています。
ちなみに、収納部の仕切りは取り外し可能。本体とパーツを別々に縫うことで側面の革の重なりを減らしているのも、そのスマートさの秘密です。
長財布|工夫の重なり
19,800 円(税込)
2020年にグッドデザイン賞を受賞した二つ折り財布
こちらの二つ折り財布は、2020年度のグッドデザイン賞を受賞したアイテム。硬貨収納部の蓋が反対側のカード収納部の取り出し口にぴたりと収まるように作られていて、無駄なかさばりを抑えます。
先ほどの長財布と同じように硬貨入れが浅く、コインが一列に並んで収まるので取り出しやすい設計。カードはその下部にも何枚か収納可能で、見た目に反した収納力を持っています。左側のすぐ取り出せるカード入れにはよく使うもの、右の蓋が付いたカード入れには頻繁には使わないものを入れるなど、分けることができて便利。
二つ折り財布|収める納まる
16,500 円(税込)
中身を一覧できる箱の形の小銭入れ
こちらは、閉めている時は定番の形ですが、開くと箱の形に変わる小銭入れ。手のひらに収まる程のサイズ感ですが、中身を一覧することができて硬貨を楽に取り出すことが可能。最大で約30枚の硬貨が収納でき、容量も充分です。
キャッシュレス化がどんどん進む現代。現金はあまり持ち歩かなくなり、ある程度収納力のある小銭入れがあれば充分という方にもおすすめ。
小銭入れ |箱のかたち
6,380 円(税込)
毎日を豊かにする唯一無二のデザインに心惹かれます
sugataの商品には、ブランド名の刻印がありません。それは、「そのものが、そのものであることに相応しい佇まいとなるように」と考えた時に、ブランド名の表記に頭が向かわなかった、というのが理由とのこと。その商品に対する真摯な考え方がスマートかつ実用性に富んだ唯一無二のデザインに現れ、ブランドのこだわりを示しているように思います。北は岩手、南は沖縄までさまざまなお店でお取り扱いがあるので、詳しくはHPをご覧になってみてくださいね。
photo / sugata
sugata(スガタ)