昔からの根強い人気に加えて、近年大きなブームを巻き起こしているフルーツサンド。クリーム多めの定番から、フルーツをごろっと挟んだトレンドのスタイルまで、タイプは実にさまざま。そこで本企画では、パンマニアの片山智香子さんに、東京でおすすめしたい7品を教えてもらいました。
東京で食べるべきフルーツサンドはこれだ!
華やかでどこかノスタルジックなビジュアル、みずみずしいフルーツ、パンやクリームとの相性……今も昔もフルーツサンドは、私たちを魅了してやみません。
近年は、高級フルーツをごろっと挟んだものが人気を集め、その味を求めて行列ができることもしばしば。
本企画では、さまざまなフルーツサンドが集まる東京で、本当に食べるべきおすすめ品を紹介。パンマニアとして活躍する片山智香子さんに、注目の7品を教えてもらいました。
片山智香子“旅するパンマニア”として、日本はもちろん世界中のパンを1万個以上食べてきた。業界誌『製菓製パン』での連載をはじめ、百貨店のパン祭り監修、テレビ朝日『マツコ&有吉 かりそめ天国』、『中居正広のニュースな会』には複数回出演するなど、パンの専門家として数多くのメディアに出演
「フルーツサンドの魅力は、何といってもフルーツのフレッシュなおいしさを存分に堪能できるところ。使うフルーツは一緒でも、お店によってカットの仕方や生クリームとのバランスなどが違うので、食べ比べてみると面白いですよ。
旬のフルーツを使ったものから、年中買える定番品まで、話題のお店と老舗に分けてご紹介します」
【いま話題】東京で食べるべきフルーツサンド4選
1. 愛知発、大人気フルーツサンド「ダカフェ」(恵比寿)
「愛知県岡崎市の八百屋さんで、フルーツサンドが大人気の『ダイワスーパー』が手がけるカフェ。2020年10月、恵比寿にオープンしました。近くの中目黒にはテイクアウトのお店もあります。
使用するフルーツは、ダイワスーパーが厳選した一級品ばかり。販売開始の10時頃であれば、萌え断なフルーツサンドたちが勢揃いした圧巻の光景を楽しめます」
シャインマスカット
1,358円(税込)
「一番人気のマンゴーと同レベルで支持を集める『シャインマスカット』のフルーツサンド。生クリームと一体感のあるやわらかいパン生地に、シャインマスカットがごろごろと入っています。
断面部分のシャインマスカットは半分にカットされていますが、奥にも丸ごと入っているんです。生クリームはしつこさがなく甘さ控えめ。フルーツの甘味や旨味が最大限に生かされたフルーツサンドです!」
2. ヴィーガンのフルーツサンド「フルーツアンドシーズン」(恵比寿)
「日本初のヴィーガンフルーツサンド専門店『fruits and season(フルーツアンドシーズン)』。テイクアウト、キャッシュレス決済のみという現代的なスタイルです。フードロス削減を意識した取り組みもされています。
使うフルーツは、愛知県の八百屋『ダイワスーパー』が厳選した旬のもの。また、パンにも生クリームにも、乳製品ではなく豆乳を使用しています」
伊良湖みかん
1,080円(税込)
「ひと口食べて、びっくりするほどみかんが甘い!酸味よりも、圧倒的に甘味が強いんです。飲み込んだあとの余韻まで幸せ。豆乳を使用したクリームともよく馴染んでいます。
みかんが2.5個入っているという贅沢感と、生クリーム好きも納得できるクリームの甘味がなんとも嬉しい。クセになるおいしさで、私のなかでもかなりのヒットでした!」
3. 食パン専門店の自信作「セントルザベーカリー」(銀座)
「食パンブームの火付け役ともいわれている『CENTRE THE BAKERY(セントルザベーカリー)』。銀座と青山に店舗があります。
人気のフルーツサンドイッチは、テイクアウト可能。スタイリッシュな箱に入っていて、手土産にもぴったりです。待たずに入手したい方は、事前予約がおすすめですよ」