10月1日は「都民の日」。この日は例年、さまざまな施設が入場料無料に!そこで今回は、対象施設の中から、デートにもオススメのスポットを5カ所ご紹介。豊かな自然や東京の歴史に触れられるとっておきのスポットに、おトクにおでかけしてみては。
【おでかけ時のポイント】
・居住地やおでかけ先の都道府県の要請に従って行動しましょう
・体調に不安を感じるときは外出を控えましょう
・なるべく少人数で空いている時間に行きましょう
・周囲の人との距離をできるだけ保つようにしましょう
・マスクを着用し、手洗いは小まめに行いましょう
【1】地下室にワクワク!異国情緒あふれる明治期の洋館を散策/旧岩崎邸庭園
台東区にある「旧岩崎邸庭園」は、三菱の三代目社長・岩崎久彌の本邸と広大な芝庭を整備した都立公園です。
かつてこの地には20棟ほどの建物があったとされていますが、現存しているのは洋館・撞球室(ビリヤード場)・和館の3棟のみ。見学の際はこの3つの建物を巡ることができます。
中でも注目は、木造2階建てで地下室付きの洋館。近代建築家として知られる英国人ジョサイア・コンドル氏の設計によるもので、近代日本住宅を代表する西洋木造建築です。明治期の上層階級の邸宅の中を見て回ればタイムトラベル気分を味わえるかもしれません。
所在地:東京都台東区池之端1-3-45
電話番号:03-3823-8340
最寄駅:湯島/上野広小路/上野御徒町/御徒町
※事前予約必須。上限人数に達した際は入園できない場合がございます。詳しくは公式サイトをご確認ください。
【2】“中国趣味”の庭園で時間を忘れるひとときを/小石川後楽園
国の特別史跡・特別名勝にも指定されている「小石川後楽園」は、“水戸黄門”こと徳川光圀公が完成させた江戸初期を代表する庭園です。
池を中心にした「回遊式築山泉水庭園」になっており、どこか日本と異なる風情を感じるのは、中国的、儒教的な趣向が取り入れられているから。庭園の随所には中国の名所の名が付けられた景観が配されていて、「後楽園」という名前も中国の教えに由来するものなのだそう。
園内には「涵徳亭(カントクテイ)」と名づけられたお休み処があり、和定食や抹茶セットをお庭の景観を一望しながら楽しむことができます。まるで時間が止まったかのような、ゆったりとしたひとときを過ごすのにピッタリです。
所在地:東京都文京区後楽1-6-6
電話番号:03-3811-3015
最寄駅:後楽園/飯田橋
※事前予約必須。上限人数に達した際は入園できない場合がございます。詳しくは公式サイトをご確認ください。
【3】和歌の情景を表現。国の特別名勝にも指定された美しい庭園/六義園
「六義園」は、元禄15(1702)年の造園当時から小石川後楽園と並んで江戸の二大庭園の一つに数えられる回遊式築山泉水庭園。国の特別名勝にも指定されています。
徳川綱吉の側用人・柳澤吉保が設計・指揮して完成したもので、柳澤吉保の文学的造詣の深さが反映されています。「六義園」という名前も、紀貫之が和歌の分類法に転用したとされる中国の古い漢詩集「毛詩」の「詩の六義」に由来しているのだそう。
中央に島を有する大きな泉水を中心に、和歌の情景を反映したとされる穏やかな自然が広がっているのが特徴で、秋には紅葉の名所としても知られています。駅を降りてすぐに深山の雰囲気が楽しめます。
「吹上茶屋」では抹茶と上生菓子を味わえますし、季節に合わせた和菓子や六義園や都立9庭園のオリジナルグッズも魅力的です。
所在地:東京都文京区本駒込6-16-3
電話番号:03-3941-2222
最寄駅:駒込/千石
※事前予約必須。上限人数に達した際は入園できない場合がございます。詳しくは公式サイトをご確認ください。
【4】「都民の日」だからこそ行きたい!東京の歴史を学べる博物館/東京都江戸東京博物館
江戸東京の長い歴史を知ることができる両国の「東京都江戸東京博物館」は、都民なら一度は訪れておきたいスポットです。
常設展では江戸から東京までの約400年間を、貴重な実物資料や精密な模型で知ることができます。和の世界に少しずつ西洋の要素が混ざり合っていく様や、近現代のスピード発展など、改めて学んでおきたい充実の内容です。
館内にはコーヒーやケーキをはじめ軽食を楽しめるカフェ「セリーズ」、中近東の料理を味わえる「江戸博砂漠」など、ゆったりと時間を過ごせる食事処も豊富。「都民の日」にふさわしく、江戸東京の歴史に触れる一日を送ってみてはいかがでしょうか。
所在地:東京都墨田区横網1-4-1
電話番号:03-3626-9974
最寄駅:両国
※大規模改修工事のため、2022年4月1日~2025年度中まで全館休館予定。