一気に気温が下がり、からだの冷えを感じやすい季節になりました。そんなときに意識したいのが「温活」です。積極的にからだを温める習慣を取り入れることは、美と健康を保つために大切なこと。今回は温活のメリットや取り組む際のポイントを、あんしん漢方の薬剤師、伊川ナナさんに伺いました。
そもそも温活とは?

温活とは、からだを温める生活習慣を継続することで、体調の改善を目指すことをいいます。
冷えがからだにもたらす悪影響とは?
からだが冷えるとどのような影響があるのでしょうか? まずは、からだが冷えることのデメリットをみていきましょう。
1.免疫力が低下する
免疫システムは、体温36.5℃以上で活発になるといわれています。からだが冷えていると免疫システムがうまく働かないので、風邪をひきやすい状態になってしまうのです。
2.太りやすくなる
からだの冷えは基礎代謝量の低下につながります。基礎代謝量が低下すると、燃焼するエネルギーが減るため、太りやすい状態になってしまいます。
温活のメリットとは?
温活をすることで免疫力が上がり、風邪をひきにくくなる効果が期待できます。それだけでなく、からだを温めることは基礎代謝量のアップにもつながるので、太りにくいからだを目指すことができます。
からだを温める生活習慣のポイント

では、からだを温めるには、どのようなことに取り組めばいいでしょうか?ポイントを2つご紹介します。
筋トレをする
筋肉は運動をすることによって熱を作り出す働きがあります。筋肉を増やすと作り出される熱が増え、からだが温まるのです。
家でできる簡単な筋トレや、階段の昇り降りなど、できることから始めてみましょう。
湯舟につかる
毎日の入浴はシャワーで済ますのではなく、しっかりと湯舟につかってからだを温めるようにしましょう。
入浴することで副交感神経が働き、血行がよくなります。38~40℃くらいのぬるめのお湯に、少し汗をかくくらいつかるのが効果的です。
からだを温める内側からの改善ポイント
