健康効果があると話題の断食。ダイエットや美肌にも良いと、取り入れる女性たちも増えていますよね。断食を行うと、一体どんなメリットがあるのでしょうか。断食の効果ややり方をチェックしていきましょう!
健康効果が注目される「断食」
食事を一定期間摂らない「断食」。一昔前までは、修行や宗教的なイメージがありましたが、ここ数年で健康法やダイエット法としても注目が集まっていますよね。断食をしたら痩せた、体調が良くなった、肌が綺麗になったという声を多く耳にするようになりました。
現代人の多くは、知らず知らずの内に“食べすぎ”の状態に陥っています。そのせいで、脂肪が増えることはもちろん、内臓が常にフル稼働しているため疲れがとれにくくなったり、便秘になったりしてしまうのです。
断食は、食べることを一時的に辞めることで胃腸を休ませ、体の機能を正常に働かせることが目的です。薬やサプリメントに頼らなくても、断食を行えば不調を治すことができると言われています!
痩せる!肌が綺麗になる!断食の効果とは
具体的に、断食は何に良いのでしょう?断食で得られる効果を、ご紹介していきます。感じ方には個人差がありますが、女性にとって嬉しいことばかりです。
・体が楽になる
断食を経験した方の多くが感じるのが、疲労感の軽減です。疲れがとれないという方は、内臓が疲労している可能性があります。断食を行うと、忙しく働いている内臓を休ませることができるので、体が軽く楽になります。慢性的な疲れを感じている現代人にこそ、断食はおすすめの健康法だと言えますね。
・自然治癒力が高まる
断食をすると体力が落ちて、風邪や病気になりやすくなりそう・・・と思いがちですが、むしろその逆だそう。断食をすると自然治癒力が高まり、健康体になれると言います。
食べ過ぎは内臓を疲れさせ、どんどん健康を害してしまいます。反対に食べることを抑えることで、内臓は元気になり健康でいられるのです。
・老廃物が排出される
断食をすると、消化吸収の機能が休まるため、代わりに排泄の機能に活性化します。普段から食べ過ぎている方は、消化吸収にばかりエネルギーが使われ、排泄が滞ってしまっているのです。
便は老廃物であり、長く腸に留まっていると毒素を発するようになります。腸内環境を悪化させ、代謝が悪く痩せにくい体質になる原因にもなっています。排泄がしっかり行われるようになると、腸内環境が整い代謝もアップ。太りにくく痩せやすい体質になれます。
断食をすると、“宿便”が出たという話も耳にします。宿便とは、何年もの間、腸の壁にこびりついていた老廃物のことで、人間誰もが持っているものです。1~2リットルもの宿便が溜まっているケースも少なくありません。毒素の塊とも言える宿便がでると、腸内環境は各段に良くなります。
・肌が綺麗になる
腸内に老廃物が溜まっていると、悪玉菌によって有害物質が生み出され、血液によって体中に運ばれると、肌にも悪影響を及ぼします。肌荒れや吹き出物に悩んでいる方は、腸内環境が乱れていることが多いです。断食をして腸の機能が高まると、肌も綺麗になります。
・痩せる!
断食はダイエットにとっても効果的です。単純に摂取カロリーが減ることに加え、老廃物が排出され腸内環境が改善されることで代謝が上がることでも痩せやすくなります。
さらに、長く断食を続けた場合はエネルギー消費の回路が変わることもあるんだそう。通常は、ブドウ糖がエネルギーとして使われますが、体内の糖質が足りないときには、脂肪から作られる“ケトン体”が使われます。断食は糖質も一定期間摂らないことになるので、脂肪をエネルギーとして消費できるようになるんだそうです。
間違えると逆効果!?断食の正しいやり方とは
断食の基本は食べないことですが、むやみに始めてはいけません。ここからは断食の正しいやり方をご紹介していきます。
・断食前
断食を始める前には、準備期間を設け、体への負担を減らしていきます。具体的には、肉類、刺激物、お酒、油の多い食事を辞め、野菜や魚中心の食事にします。量もお腹いっぱいは食べず、腹六分目くらいに抑えましょう。この期間は少なくとも丸1日以上設けます。
・断食中
全く食事をしない方法もありますが、多くの場合はクレンズジュース、酵素ドリンク、無糖のヨーグルトなどを取り入れます。大事なのは、固形物をとらないこと。固形物を食べないことで消化吸収による胃腸への負担を減らします。
また、水分をしっかり飲むようにしましょう。胃に負担がかからないよう、常温の水や白湯がおすすめです。ゼロカロリーでノンカフェインのハーブティーなどでも良いです。
・断食後
断食の効果を十分に得るには、断食後の食事もとても大切です。断食後すぐに元の食事に戻すと、内臓に大きな負担がかかり健康にも悪影響を及ぼします。具無し味噌汁、3分がゆ、5分がゆ、お粥といったように、少しづつ食事を摂り始めましょう。よく噛んでゆっくり食べることも大事です。この期間も丸1日は設けましょう。
その後も、野菜や魚中心の食事を数日間は続けます。断食期間が長ければ長いだけ、回復食の期間も長くしましょう。