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[京都]貴船神社で縁結び。みどころから参拝方、人気のおみくじまで

旅行・おでかけ

貴船神社があるのは京の奥座敷と呼ばれる貴船。貴船と言えば、京都の避暑地として知られ、夏には川床が出ることで有名な観光地となっています。市街地から離れた標高の高い位置にあり、5度ほど低い気温の中参拝ができるのもおすすめポイントです。水と縁結びの神様を祀る京都屈指のパワースポットとしても大人気となっています。今回はそんな貴船神社を詳しくご紹介します!

貴船神社ってどこにあるの?

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貴船神社は川床で知られる観光名所、貴船にあり、京都の避暑地であることから、夏は観光客でとても賑わいます。別名「京の奥座敷」とも呼ばれ、市街地から北に車で30分ほど離れた場所にあります。

貴船神社の歴史って?

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神社の歴史は古く、はっきりとした創建年代は分かっていませんが、約1300年前には、御社殿の造替が行われたという社伝が存在しているそう。また一説では、初代神武天皇の皇母・玉依姫命が、水源を求めて淀川、鴨川、さらに貴船川をさかのぼり、この地に辿り着いて水の神を祀ったことが起源だとも伝えられています。

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貴船神社のそばを流れる貴船川は、鴨川の源流にあたることから、京都の水源を守る神社として信仰を集めてきました。歴代の朝廷からも篤い信仰を受け、日照りが続くときには雨乞い、長雨が続くときには雨止みを祈願してきたそうです。現在も社殿の前には、貴船山から御神水が湧き出て、お参りに訪れた人が自由に汲むことができます。

どんなご利益があるの?

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写真/貴船神社

貴船神社は、京都有数の縁結びの神様としても知られています。そのきっかけとなったのが、平安時代の女流歌人・和泉式部。夫・藤原保昌との不仲を解消しようと、復縁祈願のため貴船神社に参拝し、夫婦復縁を叶えたといわれています。このことから、貴船神社は縁結びの神様としても名高く、今も縁結びのご利益を求めて訪れる参拝者が後を絶ちません。

みどころと正しい参拝方法は?

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全国に約500社にもなる水の神様を祀る分祀の総本宮が貴船神社です。約1300年前には御社殿が造られていたという社伝が存在し、水の供給を司る神、えんむすびの神、といった2つの神様が祀られています。

それぞれの神様を祀る3つのお社があり、各々のお社を参拝することを「三社詣(さんしゃまいり)」と言います。南から北に向かって、本宮、結社、奥宮と続きます。この3つのお社を巡る順番に決まりはありませんが、本宮のあと、一度結宮を通り過ぎて奥宮まで登り、最後に結社を参拝するのが良いのだそう。この順序に従って参拝することで願いが叶うと言われています。

いざ、三社詣へ

最初は本宮へ向かいましょう

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まずは1番目に参拝する本殿まで、テレビや雑誌でもおなじみの参道を登っていきましょう。

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始めに参拝するのがこちらの本殿。高龗神(たかおかみのかみ)とよばれる龍神様が祀られており、水の供給を司る神様として、太古から雨乞いや雨止みに関する祈願が行われてきました。おみくじやお守りなどはこちらで授与されています。

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水の神様として知られる貴船神社ですが、実は絵馬発祥の地としても知られ、その理由も水と関係があります。
平安時代に雨乞いや雨止みの祈祷を行う際、雨乞いの時は黒馬を、雨止みの祈願を行う時には白馬を奉納する習慣がありました。その習慣が簡略化され、木に馬の絵を描くようになったことが絵馬の始まりと伝えられています。

貴船神社の創建の地、奥宮へ

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次に参拝するのは、三社の中で一番奥に位置する奥宮です。結社(中宮)を一度通りすぎて奥宮へ向かいます。
奥宮には本宮と同じ高龗神が祀られ、一説によると闇龗神(くらおかみのかみ)ともよばれ、航海の安全を司る神様として、長年に渡り信仰されてきました。

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貴船神社の創建の地です。多くの木々に囲まれて、なんとも神秘的な雰囲気が感じられます。本殿の下には「龍穴(りゅうけつ)」という大きな穴が開いていて、その上にお社が建てられたそうで、人目に触れてはいけない神聖なその穴は、誰も見ることが許されていないのだとか。

縁結び祈願は最後の結社で

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最後に参拝するのは、三社のなかで真ん中に位置する結社(ゆいのやしろ)。和泉式部が夫との復縁を祈願しに訪れたのもこちらの社だそう。その時に詠まれた歌は今も昔も変わらない女性の切ない心情を描いたもので、実際に歌を刻んだ石碑が飾られています。

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ここでは結び文を書くことができ、願いを書いて結び処に結んで祈ると願いが叶うと言われています。恋愛以外にも良縁を結ぶご利益があるものとして、就職祈願などに訪れる人も。あらゆる良縁を求めて訪れたいパワースポットです。
正しい参拝順序に沿って3社を巡ると、だいたい1時間程度。ゆっくり巡っても2時間はかからないので、訪れた際は本宮だけでなく3社を巡ってみるのがおすすめです。

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