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[2/7〜2/13の運勢]2月2週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のかに座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

何もしないでいい

今週のかに座は、背中を押されて躍り出ていくような星回り。

「流れ行く大根の葉の早さかな」(高浜虚子)は、大根の葉のあざやかな緑が、冬枯れして色を失ったあたり一帯の景色のなかで、驚きを作者にもたらしたということがよく分かる一句。句の背景に空間が果てしなく広がっているという“感じ”がまざまざと伝わってくるところが、掲句を本当によい俳句にしているのでしょう。

これは人間に置き換えても同じことが言えるようで、ある先生いわく人相術でもパッとその人を見た時に、うしろに明るい気がほわーっと広がっているように感じられる人は、先祖や周囲から助けられるから、当座に何か問題を抱えていても大丈夫なのだそうです。

今週のあなたもまた、文字通りあなたを支えてくれている人たちから背中を押されるような形で、社会に向かって勢いづいていくでしょう。

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今週のしし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

思索の深まる方へ

今週のしし座は、長期的なスパンで自分の来し方行く末を見つめていくような星回り。

「ア・ローリング・ストーン・ギャーズ・ノー・モス(転がる石に苔はつかない)」とは、「職業を転々としていたら人間として一人前になれない」といった意味。19世紀までは「苔の無いことは悪い結果である」として、「苔」を良いものだとする考えがイギリスには多く残っていたそうです。

日本でも苔は「悠久」の象徴であり、岩石にむした苔が年中緑を保って、幾年月を経ても新しく生々を繰り返し、絶えることがない様子に昔から日本人は親しみと同時に、そこに美を見出してきたのです。

今週のあなたもまた、自分という岩に苔むすことを理想とし、苔の環境を整えながら、悠久の時間の流れと代々の連鎖を見つめてみるといいでしょう。

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今週のおとめ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

精神を生かすために

今週のおとめ座は、目に見えない領域に目くばせしていくことで、世界を広げていくような星回り。

「寒明や夜空どこまでうすくなる」(阪西敦子)という句のごとし。冬から春へ季節の移り変わりを詠んだ一句ですが、それをそのまま単に「明るくなる」とするのでなく、「うすくなる」とすることで、到来する光だけでなく、薄れつつある闇の気配にも心配りをしている訳です。

スケールの大きな世界観というのは、単純に物事を<光と闇>に二分して前者だけをよいもの、素晴らしいものとして焦点を当てていくのではなく、どちらにも目くばせをして、両者を適度に包み込んでいくことで初めて成立するものなのではないでしょうか。

今週のあなたもまた、そうした裕福な言葉遣いや目くばせを通じて、せせこましい世の中を少しだけ広げてみるといいでしょう。

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今週のてんびん座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

荒野を取り戻す

今週のてんびん座は、大きな謎の残る<ファイナル・フロンティア>を取り戻していくような星回り。

かつて「性」が人びとの口に乗ることがまだ稀で、ほとんどタブーに近かった頃、性は夫婦や恋人など近しい間柄の人間にとってまさに「荒野」として存在していました。ところが、この荒野も資本主義や消費文化というトラクターで、すっかり平らにされてしまったのです。

しかし一方で、昨今では肉体が「もっとも身近な自然」として再発見されているように、性自認やジェンダーをめぐる議論を通じて、性についてもまた、改めて人類に残された<ファイナル・フロンティア>としての本質が思い出されつつあるように思います。

今週のあなたもまた、消費文化によって刷り込まれたニセの知識などかなぐり捨て、スコップを片手に庭を掘り返していた子どもの頃のように、謎の感覚をもって性に相対してみるといいでしょう。

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