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[2/7〜2/13の運勢]2月2週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

占い

今週のさそり座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

思いを贈る

今週のさそり座は、よくない状況でこそ、自分から先に与えていく姿勢を徹底していくような星回り。

「二もとのむめに遅速を愛すかな」(与謝蕪村)という句のごとし。二つの「むめ(梅)」とは、単に実際の風景を写生したものというよりは、人づてに自分のことを他所で嘲っているという噂が耳に届いた樗良(ちょら)という俳人と自分を喩えた比喩表現だったようです。

梅の木が2つあれば、早咲きもあれば、遅咲きもある。作者は樗良より13歳年上でしたが、樗良は当時すでに45歳であり、江戸で困窮していたのを京都の作者を頼って京都に身を寄せたところでしたから、おそらくここで遅咲きの梅の木に喩えられていたのは樗良のことだったのだと思います。

今週のあなたもまた、互いに高め合える相手を見つけたなら、多少の流言や悪い噂に振り回されることなく、自分から素直な思いや敬意を示していきたいところです。

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今週のいて座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

どうしても捨てきれないもの

今週のいて座は、普段なかなか言葉で表すことのできない思いを言語化していくような星回り。

漱石の「春風吹きて断たず、春恨幾条条」という漢詩の一節のごとし。ようやく春を迎えた野原を横目に川のほとりを歩いている情景が描かれますが、後半二句がどうもおだやかではありません。

渡尽東西水 渡り尽くす東西の水
三過翠柳橋 三たび過ぐ翠柳(すいりゅう)の橋
春風吹不断 春風吹きて断たず
春恨幾条条 春恨(しゅんこん)幾条条(いくじょうじょう)

枝枝にこもる春の憂いや物思いは、なごやかな春の風でも断ち切ることができない。いや、のどかに変じた初春の景色を歩けば歩くほどに、むしろ強まっていくのだ、というのです。おそらく特定の誰に向けられたものでもない、この世に自分があることそのものへの倦怠のようなものなのかも知れません。

今週のあなたもまた、心身の奥底に根を張った割り切れない思いや名前のつけられない感情がどういう形であれ、表に出てきやすいタイミングなのだと言えるでしょう。

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今週のやぎ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

しるしを見つける

今週のやぎ座は、誰か何かに特別な“しるし”を見出していくような星回り。

「恋猫に颯(さ)とたてがみのやうなもの」(いのうえかつこ)という句のごとし。恋する猫の背に、颯爽と馬のたてがみのようなものが生まれている。ただそれだけの句ですが、掲句の恋猫とはおそらくオス猫のこと、そして作者はどこかで自分をメス猫の立場において恋猫を見ているのです。

「たてがみのやうなもの」を見つけることができたのも、理性的な人間の視点から恋猫を見ていたからではなく、どこか同じ目線で見ていたため。もしかしたら実際の人間にも、見る人が見れば「たてがみのやうなもの」に類する何かが生えたりするのかも知れません。

今週のあなたもまた、月並みでシラケた常識人のふりなどかなぐり捨てて、自分にとって特別な“しるし”を見つけ出してみるといいでしょう。

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