中心街にも電車やバス一本でアクセス出来るエリアでありながら、大通りから少し入った閑静な住宅街での二人暮らし。
北国の寒さを感じない、温かみのある空間をインテリアとたくさんの植物で作り上げられているYukoさんにお話を伺ってきました。
北欧ヴィンテージの温かみある空間
伺ってまず印象的だったのがこだわりのインテリアたちで作られた落ち着きのあるリビング、ダイニング。どれもYukoさんが家で使いたいと時間をかけて選ばれてきたものばかりです。
「リビングはカリモク60 Kチェアを中心にインテリアを考えています。北欧ヴィンテージにもミッドセンチュリーにも合うレトロ感がとても好きですね」
「カリモクはずっと使いたくて、住まいを見直す機会に決心して購入しました。色もブラックと悩みましたが他のインテリアとの兼ね合いで今のカラーにしています」
カリモクと相性の良いラグもこだわりのアイテムの1つ。ヴィンテージの使い込まれた感じが、部屋のトーンを落ち着かせてくれるのだそう。
ミディアムブラウンのフローリングに合わせるように、テレビボードやチェストも買いなおされていました。色合いを整えることで落ち着いた雰囲気に仕上がりますね。
リビングの壁側に本などの収納はまとめて配置。ディスプレイされていたchikuniさんの照明と壁掛けは市内の展示会で運良く購入出来た思い入れのあるアイテムでした。
「ダメ元で展示会に足を運んだのですが、何とか購入出来ました。懐かしさと新しさ両方を楽しむことの出来る作品でテイストの確立していないなんでもありの我が家にも馴染んでくれていると思います」
ダイニングにはリビング同様に集められてきたアンティークの器や雑貨たちが並べられています。こちらも10年以上かけて集められてきたものばかり。
「母親の影響もあって、子どもの頃から北欧やヴィンテージのアイテムが好きでした。その頃からの思いが積み上がって今のお部屋づくりに繋がっていると思います」
家族みんなが好きな物のしか置かない
このお部屋での暮らしが、日々の景色も含めて好きだと話すYukoさん。共に暮らす家族も居心地の良い空間にというのは常に大切にされているのだそう。
「インテリアは私が選んでいるのですが、決定の前には家族に確認を必ず取るようにしています。主人は極力シンプルにという考えで、デザインが良くても機能面でOKが出ず見送ったものもありますね」
お二人の考えで作られた空間だからこそ、温かみのあるインテリアとスッキリとした空間づくりが両立されているんですね。
そんなご夫妻が共に好きだと話すのが観葉植物。お部屋にも多く飾られています。「主人も観葉植物は好きで、よく一緒に買いに行っていますね。生花も気に入ってくれているので、お部屋全体のバランスを考えながら飾っています」
角のスペースを使って、植物を集めたスペースではルイスポールセンの照明も混ぜながら空間を構成。
白が基調のシンプルなキッチンにも植物があると、色合いはもちろんより心地よい印象を受けます。
植物は床だけではなく、吊るしても飾られていました。高低差や奥行きが生まれ、より緑が溢れる空間になっていました。