私と一緒にいてもよく泣く息子でしたが、私と離れるとさらに泣くのでなかなか誰かに預けることができませんでした。ようやく預けられても罪悪感におそわれ、帰りの車を運転しながら号泣したことも。でも、「罪悪感を感じなくても大丈夫!」「まずはママが元気が一番!」というお話をします。
泣かれることが罪悪感 なかなか預けられない!
転勤族のため身内が近くにおらずパパも仕事が忙しいため、私は息子と二人っきり。
だからからなのか、赤ちゃんの時からパパを含め私以外の誰かに抱っこされたら大泣きして泣き止まない。私の検査で2時間ほど預けたこともありましたが、ずっと泣き続けていたそうで不憫に思った私はそれ以来、どこかに預けることもできず、ずっと息子と一緒にいました。
私と一緒にいても常にご機嫌だった訳ではなかった息子。以前もお話したとおり、ちょっとでも不快だと泣いたり暴れたりします。夜中の授乳以外でも眠れない日が多く、私の肉体的精神的な疲労はどんどん溜まっていきました。
その時の私はまともな判断もできないくらいに参っていました。一杯いっぱいになってようやく当時住んでいた市からもらったチラシの中にあった一時預かり施設に電話したのです。
電話が繋がると私は息子を抱っこし、泣きながら「預かって欲しいんです!」と言いました。
本来なら当日予約はダメだったようでしたが、私の切羽詰まった状況を察してすぐに預かっていただきました。
一時預かりに罪悪感を感じる必要ナシ
一時保育に預ける時に申込用紙に詳細を記入するのですが、預ける理由が特にない場合は『リフレッシュ』と書かなければなりません。この『リフレッシュ』と書くのにも私は抵抗があったんです。仕事でもない病院でもない私、子育てだけなのに……って。
そんな時に先生は「罪悪感なんて感じる必要ないよ。ママが元気で笑っているのが子どもにとったら1番大切なこと。リフレッシュする時間があるから子育て頑張れるんでしょ?ゆっくり好きなことしておいで!」と言ってくれました。
子どもは一時預かりを通して、ママの他にも可愛がってくれる人がいるんだと感じて世界をどんどん広げていきます。ママのためにも子どものためにも預けることは悪いことではないんです。
我慢は家庭崩壊につながる恐れも
泣かれるとイヤだな、かわいそうだな、私が我慢すればいいか……。
その気持ちとってもよくわかります。でも、その我慢が「私はこれだけやってるのに!」ってパパへの不満になってしまうこともあるんです。
特に産後はホルモンバランスを整えることが難しくなっています。ママは子どもを守るために必死に戦っています。パパの悪気のない行動にもイライラし、パパは敵と捉えがちです。パパに助けを求めたい気持ちもとてもわかりますが、残念ながら優しくねぎらいの言葉をかけてくれるパパばかりではありません。子育ての大変さを訴えたところで「俺にどうしろって言うの?」といった冷たい言葉を返す人も中にはいます。
パパはパパで子供が出来たことで家庭を守ろうとして仕事のことで頭がいっぱいかもしれません。夫婦のためにもリフレッシュは必要なのです。
誰かに頼ることの大切さ
子どもはママが大好き!離れるのは悲しいし辛い。でも子どもはママが哀しむのはもっと嫌なのです。子育てに休みはありません。リフレッシュがあるからまた頑張ろうと思えるのです。
子どもが一緒だとゆっくりご飯も食べられないし、お茶も飲めないですよね。ぜひ1人でゆっくり贅沢な時間を味わいながら過ごしてくださいね。
私は43歳が初産という高齢出産で赤ちゃんが来てくれるまで時間がかかったのもあるのですが、子どもが少しでも離れると「子どもがいることが当たり前」から「子どもがいることはありがたい」ことに気付きます。そして預かってもらえる場所があることにも感謝できます。
今振り返ってやっぱり言えることは一番大切なのはママの心と体です。自分の心と体を守るためにどうか頼ってくださいね。