こんにちは。和菓子女子のせせなおこです。「ついつい食べたくなってしまうような、おいしくてかわいい和菓子」をご紹介するこの連載。第46回目は、福岡・ひつじやの「フルーツポンチ」を紹介します。
まるでフルーツポンチのような新しい羊羹
4月になり、新しい季節がやってきました。気温も暖かくなり、過ごしやすくなりました。いろんなお花が咲き、気分も明るくなります。今回紹介するのは、そんな春にピッタリなワクワクする、フルーツポンチの和菓子です。フルーツポンチが和菓子になるってどういうこと!?と、発見した時はびっくりしました。
この「フルーツポンチ」は、昔なつかしいフルーツポンチを和菓子屋ならではの製法で表現したい、という想いから生まれました。杏仁風味の羊羹にフルーツを合わせて、まるでフルーツポンチのような見た目と味わいが楽しめる新しい羊羹に仕立てています。
「フルーツポンチ」をつくっている「ひつじや」は、和菓子と駄菓子の専門店。福岡、宇美八幡宮にある「季のせ」の姉妹店として去年の3月にオープンしました。おしゃれで斬新なお菓子が勢揃いしています。
キラキラフルーツにうっとり!
まず、見ていただきたいのがこのパッケージ!元気なイエローを背景にフルーツポンチやフルーツのイラストはもちろん、なんとも楽しげなイラストが描かれています。
イラストを手がけるのはBRUTUSやPOPEYEなど様々な媒体で活躍するイラストレーターの長嶋五郎さん。また、箱がピッタリ入るサイズの手提げもついているので手土産としてもピッタリです。食べる前からワクワクします!
さて、箱を開けていきましょう。フルーツポンチの羊羹と小さなソースがついています。
キラキラと美しく、眺めているだけでとても癒されます。羊羹上部にはパイン、オレンジ、あんず、キウイ、チェリー、木苺の色とりどりのフルーツと白玉が寒天で固められ、底には杏仁風味の羊羹が敷いてあります。
羊羹は好きな大きさにカットします。どこを切っても異なる断面を楽しめるのもワクワクポイントのひとつ。
さて、一緒に入っていたシロップですが、これはレモンソーダシロップ。かけて食べるとより驚くほど印象が変わります!おすすめはたっぷりかけること!レモンのさわやかな味わいが重なってよりさっぱりとした味わいになり、とても食べやすいです。
新しいことにワクワクしつつも、なかなか慣れるまで慌ただしいと思います。好きなアイテムやおいしいおやつと共に、慌てず焦らず、新しい日々を楽しみましょう!